EQUESと京都大学が共同研究
2025-07-03 10:21:12

EQUESと京都大学が医療分野で因果推論とLLMの共同研究を開始

EQUESが京都大学と医療領域での共同研究を開始



このたび、株式会社EQUES(以下「EQUES」)は京都大学大学院医学研究科の奥野研究室と共同研究契約を締結し、因果推論と大規模言語モデル(LLM)を融合させた新たな研究を展開することが発表されました。EQUESは、東京大学松尾研究室から生まれたAIスタートアップであり、医療分野におけるデータサイエンスの革新を目指しています。

京都大学のビッグデータ医科学分野について


京都大学大学院医学研究科の奥野研究室は、実臨床データを利用した医療ビッグデータ解析や創薬シミュレーションに特化した研究を行っています。最近、データ科学は新しい科学の潮流として注目を集めており、特にシミュレーション科学やデータ中心のアプローチが医療の現場でも重要視されているのです。奥野研究室では、スーパーコンピュータ「京」を用いた新たな創薬手法の開発も進めています。

このような背景の中、EQUESのAI技術との連携は、医療の質を向上させるための重要な枠組みとなります。

EQUESが目指すもの


EQUESは、経済産業省のGENIACプロジェクトへの参加をはじめとした実績があり、特化型LLMの開発における豊富な経験を有しています。この共同研究により、データサイエンスや創薬に関する知見を相互に活かし、従来の統計的因果推論の代替技術を開発することを目指しています。

研究室のコメント


京都大学の奥野教授は、「ヘルスケア分野でのビッグデータ解析には、データ間の因果構造を理解することが不可欠です。」と述べ、さらに「EQUESとの共同研究により、解析手法の革新が期待されます。」と期待を寄せました。また、特定准教授の内野氏も「質の高い因果モデルを元に、知識とデータを組み合わせることが重要です。」と強調しました。

EQUESの取締役CTOである助田氏は、「医療ビッグデータの分野で著名な教授と共同研究ができることは大変貴重です。EQUESが蓄積したLLMの知見を生かし、業界に大きな影響を与える研究ができるよう努めます。」としています。

株式会社EQUESの概要


株式会社EQUESは2022年に設立され、最先端の機械学習技術を駆使して社会の発展を促進することを理念としています。主にGenerativeAIや数理最適化に注力し、各専門性を結集して企業の課題に取り組む姿勢が特徴です。東京都文京区本郷に本社を構え、今後も社会実装に向けた研究開発を続けていく所存です。

この共同研究は、医療分野におけるAI技術の進化にとどまらず、今後の医療の在り方をも変える可能性を秘めています。EQUESと京都大学の連携から生まれる新たな発見に、私たちの期待は高まる一方です。


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会社情報

会社名
株式会社EQUES
住所
東京都文京区本郷3-30-10本郷K&Kビル2F
電話番号

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