ネスレ ヘルスサイエンスが新たな栄養療法研究の成果を発表
2026年2月、横浜市で開催された『第41回日本栄養治療学会学術集会』にて、ネスレ日本株式会社のネスレ ヘルスサイエンスカンパニーが、PHGG配合の流動食に関する重要な研究成果を発表しました。この研究は、特に糖尿病患者の血糖管理に関心が集まる中で行われました。
PHGG配合流動食とは?
PHGG(Partially Hydrolyzed Guar Gum)は、インドやパキスタンで栽培されるグアー豆から得られる水溶性食物繊維で、腸内環境を整える働きがあるとされています。ネスレはこの成分を配合した流動食を提供し、より良い栄養状態の実現を目指しています。
今回の発表では、PHGG配合流動食600kcalを用いた1日2回の投与法が、血糖変動に与える影響を検証しました。過去の研究で、非糖尿病患者において良好な結果が報告されており、今回は糖尿病患者を対象にその効果を拡大して確認しました。
研究のバックグラウンド
昨年の日本栄養治療学会では、PHGG配合流動食における2回投与法が非糖尿病患者において血糖変動に悪影響を及ぼさないことが示され、さらに生活の質向上に寄与することが明らかにされました。これを踏まえ、今年は糖尿病患者への影響を調査し、その結果が注目されました。
研究方法と結果
この研究では、非糖尿病患者4名と糖尿病患者5名を対象に、14日間にわたる持続血糖モニタリングを行いました。結果、非糖尿病患者においては、血糖変動が良好に維持され、安全に2回投与法が運用できることが確認されました。
一方、糖尿病患者では血糖変動が非糖尿病患者より大きいものの、適切な治療薬調整を行うことで、全体的に継続可能であり、HbA1cが低下した症例も報告されました。特に、PHGG配合流動食の1日2回の投与は、従来の1日3回投与と比較して、目標血糖範囲内にいる時間が増加し、平均グルコース値が低下する結果につながりました。
研究の重要性
このような成果は、糖尿病患者にとって日常生活をより快適に過ごすための手段となる可能性があります。今後もネスレ ヘルスサイエンスは、高品質な栄養ソリューションを提供することで、人々の健康を支援していく方針です。
ネスレの理念
ネスレ ヘルスサイエンスは、栄養を通じて人々の健康的な生活を支援することを使命としており、科学に基づいた製品の開発を重視しています。今後も、この研究成果をもとに、さらなる栄養療法の発展への貢献を目指しています。