新感覚のSNS炎上サスペンス『アンチは隣で密かに笑う』がスタート！

新連載『アンチは隣で密かに笑う』が始動！

現代社会の課題を鋭く描いた新感覚のSNS炎上サスペンスに注目が集まっています。株式会社ぶんか社が運営するコミックサイト「マンガよもんが」で、8月1日から配信がスタートしたのは、とさとしの最新作『アンチは隣で密かに笑う～優先席に座っただけなのに～』。これは、平穏な日常が突如として破壊される様を描いた作品であり、誰もが共感できるリアルなストーリーが展開されます。

あらすじ

主人公は33歳の専業主婦、金元里帆。都内の新築注文住宅に住み、小4の娘・彩芽の中学受験を支える経済的余裕がある、ある意味幸せな家庭です。彼女は大手商社に勤める年上の夫・充とともに、誰もが羨む“理想的な生活”を築いていると思っていました。

しかし、充の高いプライドやモラハラ気質に悩まされる毎日。彼女は、世間から見れば恵まれた家庭でありながらも、内面では小さなストレスに耐えていました。そんな彼女の日常が、ある出会いをきっかけに一変します。娘の模試から帰宅する電車内、無邪気に優先席に座ると、隣に妊婦がいることに気づきます。里帆はマナーを守ったとはいえ、この単純な行動が想像を超える結末に繋がるとは、この時彼女は思ってもみなかったのです。

SNS炎上の嵐

無防備な気持ちで座ったその瞬間、彼女の生活はSNS上での誹謗中傷のターゲットにされてしまいます。見知らぬ誰かによって投稿された「晒し」画像とともに、ネット上には悪意の声が溢れ出します。匿名の攻撃が、里帆とその家族の心をじわじわと蝕んでいく様子がリアルに描かれています。

このストーリーは、「SNS炎上」という現代の問題に鋭く切り込み、私たちが無意識に抱く恐れや不安を突きつけます。一見完璧に見える家庭生活の裏には、いかにリアルな夫婦問題や人間関係の複雑さが潜んでいるのか、まさにその部分がリアリティを感じさせます。

誰もが当事者になり得る

この作品は、誰もが簡単に当事者になり得るSNSの世界で、顔の見えない相手からの悪意をどのように乗り越えていくのかを描いています。果たして、里帆はこの状況にどう立ち向かうのか？

現代のネット社会において、善意も悪意も簡単に拡散される今、我々自身も危険と隣り合わせで生きています。この新連載は、そんな私たちに警告を発するかのようです。