ペロブスカイト太陽電池実証実験
2024-07-09 16:29:42

千代田区がペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電の実証実験を開始!秋葉原駅前広場で2050年ゼロカーボン社会実現へ

秋葉原駅前広場でペロブスカイト太陽電池の実証実験開始!千代田区が2050年ゼロカーボン社会実現へ大きく前進



YKK AP株式会社、千代田区、Akiba.TV株式会社の3者は、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「2050ゼロカーボンちよだ」実現に向けた連携協定を締結し、7月25日より秋葉原駅前広場に実証実験用のトレーラーハウスを設置しました。

この実証実験では、次世代型ソーラーセルとして注目されるペロブスカイト太陽電池を用いた「建材一体型太陽光発電(BIPV)」が採用されます。BIPVは、建物の窓や壁面などに太陽光発電パネルを一体化させる技術であり、従来の太陽光発電システムと比べて設置スペースの削減やデザイン性の向上などが期待されています。

今回の実証実験は、千代田区が掲げる「2050ゼロカーボンちよだ」の実現に向けた取り組みの一環として、区民や区内事業者の地球温暖化への意識向上を促し、脱炭素化に向けたエネルギー転換施策を推進することを目的としています。

実証実験のポイント



今回の実証実験では、ペロブスカイト太陽電池を用いた「建材一体型太陽光発電」の性能や信頼性などを検証していきます。具体的には、以下の点が注目されます。

発電性能: ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電の発電量を測定し、従来の太陽光発電システムと比較します。
信頼性: 長期間にわたって安定的に発電できるかどうかを検証します。
コスト: ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電のコストを分析します。
実用化: 実証実験の結果を踏まえ、区有施設への導入可能性を検討します。

秋葉原駅前広場での実証実験が街の未来を変える



秋葉原駅前広場は、多くの観光客や区民が行き交う場所です。この場所に実証実験用のトレーラーハウスを設置することで、多くの人がペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電について知ることができます。

また、実証実験を通じて得られたデータや知見は、区内における再生可能エネルギーの普及促進に役立てられます。将来的には、千代田区だけでなく、他の都市部でもペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電が導入され、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。

3者連携で実現する持続可能なまちづくり



YKK AP株式会社は、カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー事業への取り組みとして、株式会社関電工との業務提携を通じて「建材一体型太陽光発電」の開発を進めています。

千代田区は、区有施設への導入を含めた環境政策と持続可能なまちづくりを推進し、「2050ゼロカーボンちよだ」の実現を目指しています。

Akiba.TV株式会社は、ハウスを活用した観光や環境に関する情報発信を行い、国内外観光客への情報発信拠点として機能します。

3者は連携して、実証実験を成功させ、街の未来を変える革新的な技術を社会実装していくことを目指しています。


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