岐阜市に新たな支援の拠点「Reon」がオープン
岐阜市の本町エリアに、新しい就労継続支援B型事業所「Reon」が開所しました。この施設は、精神障害や発達障害のある方々が自立し、働くことをサポートするために特化しています。特に女性のニーズに応じた支援が特徴で、安全で安心できる環境でのサポートが行われます。また、多様な職業訓練を通じて、自分に合った仕事を見つける手助けを行い、利用者のステップアップを目指します。
内覧会のご案内
「Reon」では、地域の方々や支援機関を対象に内覧会を実施します。具体的な日程は2025年5月23日(金)から24日(土)で、両日とも10:00から16:00まで開放されます。場所は岐阜市本町1丁目82、岐阜バス「本町1丁目」バス停から徒歩2分の位置にございます。駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングや公共交通機関をご利用ください。
「Reon」の特徴
「Reon」は岐阜市内に88箇所あるB型事業所の中でも、特に女性向けの支援に注力しています。静かで安心感のある作業環境を提供し、多様な仕事の選択肢を用意しています。具体的には、以下のような取り組みが行われています:
- - 飲食店「りおん」の運営:利用者が実際に運営に参加し、接客や調理の技術を学ぶことができます。
- - PC・デジタルワーク:ITスキルを身につけられる環境を整えており、デジタル業務への道も開かれています。
- - ハンドクラフト:クリエイティブなスキルを発揮できるハンドクラフトの仕事も提供しています。
ステップアップの支援
「Reon」には一般企業や就労移行支援での勤務経験があるスタッフも在籍しており、職場へのスムーズな移行をサポートします。利用者一人ひとりの特性に合わせたカスタマイズされた支援は、高い評価を得ています。
設立の背景
精神障害の診断数は年を追うごとに増加していますが、特に女性に特化した支援の場はまだまだ不足しているのが現状です。「男性中心の環境では馴染めない」といった声も多く、女性の支援が急務となっています。「Reon」では、これらのニーズに応える場として機能し、人とのつながりや安心感を提供していきたいと考えています。
アクセスと施設設計
「Reon」は岐阜公園の近く、景観保護地域内に位置し、古民家を改装した素敵な空間で運営されています。空間設計には地域との調和も考慮され、利用者が安心して過ごせる設計になっています。
代表者のメッセージ
心理的な負担や障害を抱えた方々の多くが「働きたいができる場所がない」と悩んでいます。私たち「Reon」は、そんな方々にとって「安心できる始まりの場所」でありたいと願っています。個々のペースで働ける選択肢を広げていくことが、私たちの目標です。共同代表の徳永百合名はこう語ります。
「誰かとつながりながら、自分のペースで前に進んでいける場所を、岐阜にもっと広げていきたいと考えています。」
お問い合わせについて
興味のある方は、ぜひ内覧会にお越しください。詳細については「Reon」のホームページや公式SNSをご覧ください。新たな働く拠点として、地域の皆様と共に成長していく「Reon」への期待は高まるばかりです。