トリナ・ストレージの蓄電池
2025-07-31 15:24:26

トリナ・ストレージがアジア太平洋地域で大規模蓄電池システム展開を加速

トリナ・ストレージの新たな挑戦



世界最大級のエネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーであるトリナ・ストレージが、アジア太平洋地域(中国を除く)で新たに2.4GWhの大規模系統用蓄電池システム(BESS)の導入を計画していることを発表しました。このプロジェクトでは、オーストラリア、日本、南アジア、東南アジアが対象となり、2025年にはアジア太平洋地域におけるBESS導入容量の約15%を占める見通しです。

再生可能エネルギー需要の拡大



近年、アジア太平洋地域では、太陽光や風力などの再生可能エネルギープロジェクトが急増しており、それに伴うユーティリティ規模の蓄電システムの需要も急激に増加しています。この状況に的確に応えるため、トリナ・ストレージは独自に開発した電池システム「Elementa」を用いたBESSソリューションを提供し、地域のニーズに応えています。

トリナ・ソーラーのAPAC地域エネルギー貯蔵担当、Leo Zhao氏は「私たちは製品の品質や安全性に加え、各国の電力制度への理解を深め、アジア太平洋地域での高性能かつ信頼性の高いソリューションを提供することに専念しています」とコメントしています。

「Elementa」の革新性



新たに導入される「Elementa」は、電池セルからシステム全体までトリナ・ストレージが独自に開発した統合型蓄電システムです。業界標準を上回る性能、安全性、効率性を備えています。特に以下の特徴が挙げられます:
  • - 自社製のLFPセルを採用し、安全性と長寿命を追求。
  • - 電池セルからPCS・EMSまでを最適化し、実効電力量の向上を図る。
  • - エネルギーロスを従来比で最大30%削減。
  • - ±2.5℃以内での温度制御を実現するスマート熱管理システム。

主なプロジェクトの進行状況



トリナ・ストレージが進めている代表的なプロジェクトには、南アジアでの1.7GWhの大型蓄電プロジェクトと、オーストラリア南部の「Limestone Coast North Energy Park」における500MWhの蓄電システムがあります。

  • - 南アジア大型蓄電プロジェクト
用途:再生可能エネルギーに関連した電力安定化
進捗状況:2025年中に段階的導入予定
備考:南アジア最大級のBESSプロジェクト

  • - オーストラリア南部プロジェクト
用途:電力安定供給と再生可能エネルギー統合の支援
進捗状況:2025年上半期に着工し、年内に稼働予定
備考:南オーストラリア州最大級の蓄電プロジェクト

トリナ・ストレージの国際的な信頼性



国際認証制度や高い資金調達性を兼ね備えたトリナ・ストレージは、多くのBESSプロジェクトにおいて長期の信頼性を保証しています。同社は、BloombergNEFから「Tier 1エネルギー貯蔵システムメーカー」として評価され、可融資性でも高いスコアを得ています。日本やオーストラリアの各国基準にも対応しており、地域密着型の納入・運用の実現が可能です。

日本市場での挑戦



日本国内では、今年6月に大型産業用蓄電池「Elementa 2」の同時導入が完了し、顧客から高評価を得ているとのこと。トリナ・ストレージは、アジア太平洋地域におけるクリーンエネルギーの移行を促進するため、今後も確固たる技術力と実績を活かし、さらなる活躍を目指します。

企業情報



トリナ・ソーラーは、1997年に設立された太陽光発電およびスマートエネルギーのリーディングカンパニーです。日本市場でも積極的に事業を展開し、常に最先端の技術を取り入れながら、ゼロカーボンを目指した新しいエコシステムの創造に貢献しています。


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会社情報

会社名
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー2606
電話番号

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