Gamma刺激による認知向上
2025-12-04 10:53:19

VIE株式会社、個別化Gamma刺激が認知機能向上を実現 - 世界初の研究結果発表

VIE株式会社が開発した新たな脳波刺激方式



最近、VIE株式会社は、個人的な脳波ピーク周波数に基づくGamma聴覚刺激が認知機能を改善するという、世界初の研究成果を発表しました。これは、アルツハイマー型認知症の治療やその他の病状における新しい非薬物療法の可能性を示唆しています。この研究結果は、2025年11月5日にオープンアクセスジャーナル「Scientific Reports」に掲載されました。

研究の背景と目的



Gamma周波数(具体的には40Hz)の視覚・聴覚刺激が、脳の活動をサポートすることが期待されていますが、今までの研究では、実際の脳波の反応に関する個々の最適な周波数は考慮されていませんでした。この問題に着目したVIE株式会社は、個々人に最も適した周波数を特定することにより、Gamma刺激の効果を最大化する研究を行うことになったのです。

研究の進行と結果



研究では、被験者に「Chirp音」と呼ばれる、連続的に刺激周波数が変化する音楽を聴取させました。この方法により、個々に最も反応性の高い周波数、すなわちIGF(Individual Gamma Frequency)が特定されました。その結果、最頻値は40Hzではなく45Hzであったことが明らかになり、被験者によってIGFのばらつきが存在することも確認されました。

特に、IGF刺激群において言語記憶課題および実行機能課題の成績が有意に向上したことが示され、IGF刺激音楽を長時間聴取した場合には、より高い効果が見られました。これにより、個別化された刺激提供の重要性が再確認されました。

将来の展望と社会実装



今回の研究は、従来の固定された40Hzの刺激を超え、個別化の観点から新たな可能性を提示しました。VIE株式会社は、今後この理論を基に患者を対象とした臨床研究を行い、ニューロテクノロジーの社会実装を進める予定です。パートナー企業との協業を通じて、この技術を広めていく方針です。

VIE EEG Headphoneのご紹介



また、VIEでは、脳科学研究や実証研究、R&D用途に向けて高精度EEGデバイス「VIE EEG Headphone」を提供しています。このデバイスは、様々な環境での脳波計測を可能にし、特に時間分解能が重視される研究に最適です。

導入前の技術相談やデモのリクエストにも応じており、共同研究を希望される方々の問い合わせを歓迎しています。

企業情報



VIE株式会社は、「味わい深い人生を ~Live Connected, Feel the Life.~」を企業理念に、ニューロテクノロジーを用いた研究とエンターテインメントの融合を目指しています。今後もウェアラブル脳波計や認知機能向上を目指した技術開発を続けていく計画です。私たちと共に、感性豊かな社会を実現しませんか。


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会社情報

会社名
VIE株式会社
住所
神奈川県鎌倉市大町一丁目9番22号
電話番号

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