初の女性総理大臣就任に対する18歳の意識調査結果
日本財団が2025年11月7日から10日まで実施した第74回18歳意識調査では、全国の17歳から19歳の男女1,000名を対象に、新たに就任した高市早苗総理大臣への期待感や政治への評価を調査しました。この調査は、人生の重要なステージにいる18歳の若者の意識を把握することを目的としています。
女性総理大臣誕生に対する印象
高市新総理の誕生に対して、全体の約36%、特に女性の44%が「新たな期待を感じた」と回答しました。また、「日本社会の歴史的な前進を感じた」とする意見も20%を超えており、政治における性別の多様性が支持されていることが浮き彫りになりました。「女性だからこそ不安を感じた」という回答はわずか1.3%にとどまっています。
自民党と公明党の連立政権解消への意見
自民党と公明党の連立政権解消については、50%を超える若者が「日本の政治に良い影響を与える」と考えており、その一方で、日本維新の会との新連立に対しては、「自身の生活に影響を与える」とする意見が過半数を占めています。ただし、全体の30%、特に女性の40%は「わからない」と回答しており、今後の政治状況がどう変化するかに不安を抱いていることも明らかです。
高市新首相に対する期待
高市総理に対する最も強い期待は「日本を良くする信念」が30%以上を占め、次いで「国際感覚」と「クリーンさ」が20%台で続いています。新しい政権において力を入れてほしいテーマは、「経済・景気対策」が最も高く、次いで「少子化・子育て支援」となっています。
新政権に対する全体的な評価
調査結果では、新政権に対する感想として「良い方向に変わった」と感じている若者が60%を超え、「日本を変えてくれる」という期待感は80%を超えています。政治的な安定に必要とされる条件については「高市新首相の指導力」や「野党の責任ある行動」などが高く評価されています。
これからの日本と政治の見通し
18歳の意識調査は、これからの日本社会を形作る上で重要なデータとなります。調査結果は、次代を担う若者の政治意識がどのように変化しているかを示しており、今後の日本における政治と社会の関係について考える上で、有意義な指針となるでしょう。
詳細な調査結果やグラフについては、日本財団の報告書をぜひご覧ください。
日本財団 18歳意識調査詳細
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