2号ファンド設立
2019-09-10 11:01:56
Global Catalyst Partners Japanが2号ファンドを設立、革新促進に向けた新たな投資戦略とは
Global Catalyst Partners Japanが新しい2号ファンドを設立
Global Catalyst Partners Japan(以下、GCPJ)は、シリコンバレーをバックボーンに持つ日本のファンドとして、2014年に設立されました。最近、GCPJは新しい2号ファンドを立ち上げ、その目的や戦略について発表しました。このファンドは、イノベーションを促進し、日本のスタートアップ企業を支援することを目指しています。
GCPJの背景と実績
GCPJは、1999年に創業されたGlobal Catalyst Partners(GCP)を源としています。これまでに、アメリカで3つのファンドを運営し、総額約3億ドルの資金を調達してきました。中でも、SoundHound社の育成に成功し、ユニコーン企業へと成長させたことは特筆すべき成果です。
2号ファンドの設立目的
GCPJが追求するのは、「イノベーション母集団の拡大」と「イノベーション人材の育成」です。このビジョンの下、GCPJは複数の投資戦略を展開することになりました。それは、より多くのベンチャー企業を支援し、経済の基盤である新しい産業を生み出すための取り組みに他なりません。
投資戦略1: スーパー・ハンズオン支援
GCPJの1つ目の投資戦略は、「スーパー・ハンズオン支援」です。これは、GCPJが選定したIT分野を中心としたマルチステージのベンチャー企業に対し、日常的な経営サポートを行うというものです。具体的には、事業開発、資金調達、グローバルブリッジ、さらにはExit(株式公開や売却)まで視野に入れた全方位的な支援を行います。また、出資企業との連携を図ることで、投資先企業の成長をさらに加速させる狙いもあります。
投資戦略2: SSI投資モデル
次に紹介するのは、GCPJが取り入れているサイレント・スピンイン(SSI)モデルです。このモデルでは、大企業が新規事業開発において挑戦的なアイデアを外部の独立したベンチャー企業として開発するシステムを構築しています。これにより、リスクを抑えつつスピード感を持って事業の発展が可能となります。さらに、出資企業には優先交渉権が与えられ、成長を見守った後に自社に取り込むかの判断が可能です。
参加企業と背景
新設されたGCPJ2号ファンドには、SOMPOホールディングスや三菱UFJ信託銀行などの大手企業が参加しています。これにより、各社のリソースを駆使した有効な支援体制が整うことになります。
大澤弘治代表の見解
GCPJのマネージング・ディレクターである大澤弘治氏は、シリコンバレーでの25年の経験を基に、日本のイノベーションの拡大を目指していると語ります。1号ファンドで実現した成功を踏まえ、より多くの優秀な起業家を支援することを強調しています。また、大企業の新規事業開発における成果も多く、今後の展開を加速したいと考えているとのことです。
まとめ
GCPJは、2号ファンドを通じて日本のイノベーションを促進し、先進的な事業モデルを構築することに努めています。スーパー・ハンズオン支援やSSI投資モデルなどの取り組みを通じて、日本国内でのスタートアップ企業の成長をサポートし、未来のビジネスシーンを変革していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合
- 住所
- 東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館7階
- 電話番号
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