日野市の平和への願いを未来へ - 核兵器廃絶・平和都市宣言40周年記念イベント開催
1982年、世界に核兵器が拡散する中、日野市は「核兵器廃絶・平和都市宣言」を発表しました。この宣言は、市民の平和への強い願いと、核兵器の脅威に対する深い認識から生まれたものです。そして今、その宣言は40周年を迎えました。
日野市では、この記念すべき年に、市民と共に宣言の意義を振り返り、未来への継承を考えるイベント「日野市平和のつどい」を開催します。イベントでは、日野市郷土資料館学芸員による日野市の戦争の記憶を語り継ぐ講演や、明星大学教授による宣言誕生秘話とグラフィックレコーディングによる解説が行われます。
グラフィックレコーディングは、話された内容だけでなく、言葉にならない想いや感情を視覚的に表現することで、参加者全員が理解と共感を深めることができる画期的な手法です。特に、子どもたちにとって、難しい歴史や平和への願いを理解しやすく、興味関心を高める効果が期待できます。
イベントでは、宣言制定40周年を機に、市民アンケートや意見交換会を通して得られた結果も報告されます。市民一人ひとりが平和について学び、考え、行動していくための取り組みについて議論を深め、未来への継承に向けた具体的な方向性を模索していきます。
日野市は、このイベントを通して、市民一人ひとりが平和への意識を高め、核兵器廃絶への願いを未来へと繋げていくことを目指しています。
イベント詳細
日時: 2023年8月4日(日)11:00~12:45
会場: 多摩平の森ふれあい館 集会室5(日野市多摩平2-9)
構成:
はじめに: 日野市長 大坪冬彦
第1部: 日野の戦争の記憶
講師: 日野市郷土資料館学芸員 秦哲子
第2部: 日野市平和宣言誕生のお話&グラフィックレコーディング
講師: 明星大学人文学部教授 竹峰誠一郎氏
* グラフィックレコーダー: 肱岡優美子氏
日野市核兵器廃絶・平和都市宣言
「巨大な量の核兵器は、米ソ両国の戦略兵器制限交渉などをもってしても、もはやその拡大を止められない事態となっている。
ひとたび核兵器が使用されることになれば、その結果は全人類とその文明の滅亡であることはいうまでもない。
日野市は、核兵器が地球上から姿を消す日まで、その廃絶を叫び、平和が市民生活の基本であるとの理念のもとに、ここに日野市が核兵器廃絶・平和都市であることを宣言する。」
未来への継承
このイベントは、日野市が平和都市として歩む未来への第一歩となるでしょう。日野市民の平和への願いを未来へと繋ぐため、ぜひご参加ください。