電動キックボードシェアリング「Su_i」、電子本人確認システム導入で利用登録がスムーズに
名古屋地区で電動キックボードシェアリングサービス「Su_i」を展開するCrystal株式会社は、6月26日、電子本人確認システム「MaESTRO」を導入したと発表しました。
新システム「MaESTRO」は、ダブルスタンダード社のeKYC(electric Know Your Customer:電子本人確認)システムを採用しており、ユーザーの本人確認手続きをオンラインで即時承認することで、登録から乗車までの時間を大幅に短縮します。
従来、Su_iの利用登録には運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証のいずれかの提示が必要でしたが、新システム導入により、パスポート、運転経歴証明書、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書も利用可能となり、本人確認書類の種類が8種類に拡大されました。
ユーザーはアプリに氏名と誕生日を入力し、身分証明書の画像をアップロードするだけで登録が完了します。また、新システムでは、証明書に記載された住所をOCR(光学文字認識)で自動入力する「プレ入力」機能も搭載され、ユーザーは住所入力を省略できます。
Crystal株式会社は、新システム「MaESTRO」の導入により、ユーザーの利便性を向上させ、よりスムーズなサービス提供を実現すると説明しています。
登録から乗車までをスムーズにする「MaESTRO」
「MaESTRO」は、ユーザーの利便性向上を目的とした、次のような特徴を持つシステムです。
オンラインでの即時承認: オンラインで本人確認手続きを完了することで、すぐにSu_iを利用できます。
本人確認書類の種類拡大: 従来の3種類に加え、パスポートなど5種類が追加され、合計8種類の書類に対応しました。
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住所自動入力: OCRによる住所自動入力機能により、ユーザーは住所入力を省略できます。
これらの機能により、ユーザーはアプリのダウンロードから乗車までを短時間で完了できるようになります。
今後の展開
Crystal株式会社は、今後もSu_iのソフト・ハード両面の強化を続け、ユーザーにとってより利用しやすいシェアリングサービスを目指していくと表明しています。同社は、モビリティ技術の開発にも力を入れており、顧客体験の向上を目指しています。
Su_iは、移動をストレスから解放し、街の景色を楽しんだり、時間のゆとりを生み出したりできる、新しい移動の価値を提供することを目指しています。
Crystal株式会社について
Crystal株式会社は、2019年6月に名古屋市で創業した自動車関連のソフトウェア開発企業です。車載システム開発、組込ソフトウェア開発、1D、3D解析など、自動車業界の様々な課題に取り組んでいます。同社は、モデルベース開発を推進し、日本自動車研究所のMBD推進センターにも参画しています。
名古屋市のスタートアップインキュベーション施設「なごのキャンパス」、愛知県のスタートアップインキュベーション施設「プレステーションAI」に採択されており、積極的に事業展開を進めています。
Su_iについて
Su_iは、Crystal株式会社が展開する電動キックボードシェアリングサービスです。同社は、「移動にもっと心のゆとりをつくる」をミッションに掲げ、安全で快適な移動手段を提供しています。Su_iは、街の景色を楽しんだり、時間のゆとりを生み出したりできる、新しい移動の価値を提供しています。