年末調整の意識調査
2020-10-08 13:00:04
年末調整電子化の現状と小企業の意識調査結果について
年末調整の電子化が進まない理由
年末調整業務の電子化が2020年10月に認められたにもかかわらず、小企業の担当者におけるその認知度は約37%に留まるという衝撃的な事実が明らかになりました。ある調査によると、小企業や個人事業主の中で年末調整の電子化を理解している担当者はわずか37.1%で、62.9%はその存在を知らないという結果です。この背景には、業務習慣の変化に対する抵抗や情報の浸透不足があると考えられます。
小企業の方針は未定
さらに興味深いことに、手続きを電子化するという方針を持つ小企業は18%に過ぎず、未定とする企業が64.1%に達します。この点からも、多くの小企業が年末調整の電子化への具体的な計画を立てていないことがわかります。この低いエンゲージメントは、導入コストや業務の複雑化による負担感から来ていると推測されます。実際、電子化を行わない理由として最も多かったのは「必要性を感じない」との回答で、約46%に上りました。
年末調整の実態と希望の声
年末調整業務を負担に感じる担当者は51%に達する一方で、約55%は年末調整業務の電子化を望んでいるという結果も得られました。特に従業員数が多い企業においては、電子化を希望する声が高まる傾向にあります。小企業の中には、年末調整業務の負担感が異なることから、電子化に対する意識も多様化していると言えるでしょう。
調査の詳細
この調査は、株式会社フリーウェイジャパンによって2020年10月に実施され、小企業の年末調整業務担当者1,157人を対象にしたものです。インターネットを通じて行われ、調査結果は小企業の電子化に対する現状と、その背景にある意識を浮き彫りにしています。
フリーウェイジャパンの役割
フリーウェイジャパンは、クラウド型サービスを提供する企業で、小規模事業者に対して永続的に無料の給与計算ソフトを提供しています。こうしたサービスが、年末調整業務の改善に寄与する可能性もあります。
小企業の業務を支援することが、日本経済の活力を高めるとの信念のもと、同社は継続的に新しいサービスの展開を図っています。今後、年末調整業務のさらなる電子化が進むことを期待したいものです。
会社情報
- 会社名
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株式会社フリーウェイジャパン
- 住所
- 東京都中央区日本橋富沢町12-8Biz-ark日本橋6F
- 電話番号
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