近畿大学とサイバーエデュケーションによる新ポータル「KDU Mobile」の開発
近畿大学(大阪府東大阪市)とサイバーエデュケーションテクノロジーズ株式会社(東京都港区)が共同で開発した新たな学生向けポータルサイト「KDU Mobile」が、2025年8月から医学部と工学部の学生を対象に提供を開始します。このポータルサイトは、学生生活に必要なさまざまな情報を集約し、利便性を向上させることを目指しています。
ポータルサイト開発の背景
これまで、近畿大学では大学からの通知や課題、時間割の確認などが異なるプラットフォームで行われており、学生からは「わかりにくい」という声が多く寄せられていました。従来のポータルサイトは直感的に操作できず、必要な情報にアクセスするのも困難でした。このような問題を解決するため、教職員と学生のヒアリングを重ね、実際のニーズに基づいてKDU Mobileが形作られました。
KDU Mobileの特徴
情報の一元化
KDU Mobileは、大学からの通知や授業関連の情報、課題の提出に至るまで、学生に必要な情報を一つの場所にまとめています。これにより、学生は煩雑な情報源に振り回されることなく、必要な情報にすぐアクセスできるようになりました。また、ポータルサイトのレイアウトやデザインは学生自身がカスタマイズできるため、使い勝手の向上にも寄与します。
学生の声を反映
KDU Mobileは、学生からのフィードバックを重視し、今後も機能改善や新機能の開発を継続的に行っていく方針です。学生が自分に合った情報を得られることを重視し、実際の利用シーンや要望を取り入れた柔軟な運営が行われます。このアプローチにより、学生が本当に必要とする機能の充実を図ります。
導入計画
KDU Mobileの提供は、令和7年(2025年)8月14日から始まり、まずは医学部および工学部の約3,000人の学生に利用が許可されます。さらに令和8年(2026年)8月までには全学部に導入を完了する予定で、すべての学生がこの新しいツールを便利に活用できるようになります。
サイバーエデュケーションテクノロジーズ株式会社の役割
このプロジェクトを支えるサイバーエデュケーションテクノロジーズ株式会社は、教育ICTプラットフォームの運営・提供を行う会社として、今後も技術を駆使しながら教育分野での革新を目指します。東京都港区に本社を構え、代表取締役の吉村昌哲氏が率いるこの企業は、近畿大学との連携を通じて、学生にとって必要不可欠な情報をより良い形で提供する責任を持っています。
まとめ
KDU Mobileは、学生生活において必要な情報を集約して提供し、学生の利便性を大きく向上させることを目的としています。この新しいツールの登場により、学生はよりスムーズに、そして効率的に学びを続けていくことができるでしょう。近畿大学とサイバーエデュケーションテクノロジーズのたゆまぬ努力が、学生たちの日常をどのように変えていくのか、今後の展開が注目されます。