リース資産管理機能を強化した「multibook」
株式会社マルチブックは、東京・品川区に本社を置き、グローバルクラウドERP「multibook」を提供しています。このたび、リース会計基準の新しい要件に対応するため、リース資産管理機能を大幅に強化しました。特に、日本において一般的な「後払」の支払タイミングが新たに追加され、これによりこれまでのすべての支払方法への対応が完了しました。
新リース会計基準の背景
新しいリース会計基準では、企業はリース契約をオンバランス化し、使用権資産やリース負債を認識しなければなりません。この変更により、実務上の契約処理が複雑化している状況があります。特に「前払」「複数月前払」「当月払」「後払」という多様な支払タイミングがあり、これに伴い会計処理の難易度も上昇しています。
今回のアップデートで、「後払」への対応が追加され、すべての商習慣に即した支払方法に対して、複雑な会計処理を自動化できるようになりました。この機能強化により、企業は日常業務の中で発生するリース業務の負担を軽減し、より効率的に会計処理を行うことが可能になります。
multibookの新機能の特徴
「multibook」のリース会計基準対応機能には以下の4つの特徴があります:
1.
複雑なリース契約に対応
当システムは、最大600段階のリース料設定やフリーレント、複数の支払方法、条件変更など、さまざまな契約形態に完全に対応しています。
2.
自動判定・自動計算機能
リース契約の自動判定や計算、償還表の出力機能をそろえており、全ての会計処理を一元化して自動化しています。これにより、業務の効率性が大幅に向上します。
3.
リーズナブルな導入期間
シンプルで使いやすい「multibook」は、必要な機能を備えながらもリース資産管理を単体で導入することが可能で、最短2週間で導入を完了するため、スピーディーに業務を始めることができます。
4.
連結決算への対応
海外の拠点との連携も円滑に行うことができ、各国の基準に基づく賃借処理を自動出力し、連結決算時の修正仕訳も手間なく実施可能です。
「multibook」の全体像
「multibook」は、2027年4月1日以降の適用が義務化される新リース会計基準にしっかりと対応し、全世界にわたって導入されているシステムです。現在、35ヵ国以上の企業600社に導入されており、製造業や商社、飲食業、建設業など様々な業界での利用例があります。また、12カ国語に対応し、多通貨や複数帳簿管理も実現しています。
新たなリース管理機能である「multibook」は、企業の複雑な会計処理を大幅に簡素化し、効率的な経営をサポートします。今後もマルチブック社は、リース業務のニーズに応じた機能強化を続けていく所存です。
株式会社マルチブックの基本情報
- - 設立年: 2000年9月
- - 代表者: 渡部 学
- - 所在地: 東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
- - 海外拠点: シンガポール、タイ、フィリピン
- - 事業内容: グローバルクラウドERPサービス「multibook」の企画・開発・提供
- - 公式ウェブサイト: multibook.jp