待望の復活!八代妙見祭が4年ぶりに有観客開催決定
九州の伝統的な祭り、八代妙見祭が2023年11月22日(水)・23日(祝)に待望の有観客開催が決まりました。コロナ禍により昨年は中止となり、3年ぶりの開催となったものの、市外向けのプロモーションは行わず、地元の方々が多く参加したことが記憶に残ります。今年こそは、皆さんと共に賑わいを取り戻したい。
天候を乗り越えて、心躍る祭りへ
昨年の祭りではあいにくの天候の中でも地元の人々が砥崎河原に集い、久々の祭りを楽しむ姿が見られました。今年は晴れ渡る空の下で、多くの参加者が笑顔で満ち溢れることでしょう。
開催概要
- 神幸行列・お下り:2023年11月22日(火)14:00〜20:30
- 神幸行列・お上り:2023年11月23日(祝)07:30〜17:00
- - 行列経路:塩屋八幡宮、本町アーケード、八代駅前、八代妙見宮、砥崎河原など
- - 公式サイト:八代妙見祭サイト
伝統の神幸行列とユネスコ登録
八代妙見祭は国の重要無形民俗文化財として認定されており、その神幸行列は「山・鉾・屋台行事」の一つとして、全国33の祭りとともにユネスコ無形文化遺産にも登録されています。毎年用意される「笠鉾」は、各々異なる装飾が施され、地域の繁栄や不老長寿を願います。これらの笠鉾は、釘を使わずに手作業で組み立てられるなど、伝統がいかに大切にされているかを物語っています。
巨大な「ガメ」が舞う迫力ある祭り
特に注目されるのは、長さ3メートル、高さ2.5メートルの巨大な「ガメ」。1300年前に妙見神が海を渡ってきた際に乗っていたとされるこの神獣、亀と蛇の合体した姿を持つ「亀蛇(きだ)」は、100キロ以上の重さを誇ります。担ぎ手が息を合わせて激しく舞い、観客の歓声を集めます。
縁起物の獅子舞と子どもたちの笑顔
この祭りでは江戸時代から続く伝統の舞楽「獅子」が魅力です。雄獅子と雌獅子が舞い、地元の子どもたちがその周りで楽器を演奏します。特に獅子に子どもの頭を噛んでもらうと「すくすく育つ」と言われ、親子連れが集まる人気の演目となっています。
心温まる地域の催し物
八代妙見祭では、見事な演舞だけでなく、様々な地域の出店や屋台も並び、子どもからお年寄りまで楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。また、神馬や飾馬といった伝統の乗り物も展示され、祭りの情緒を一層引き立てます。
前夜祭「御夜」も見逃せない
本祭の前日には「御夜」と呼ばれる前夜祭が行われます。商店街の本町アーケードでは笠鉾や亀蛇などが展示され、地元高校の和太鼓演奏や民俗芸能、特別ゲストのイベントが開催され、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。心温まる地域の行事として、多くの人々が参加することでしょう。
この素晴らしい祭りに参加して、地域の伝統や文化に触れ、共に楽しみましょう!