土方歳三の生家伝統薬を作る講座
8月24日(土)、中央公民館高幡台分室実習室にて、小中学生を対象に土方歳三に深く関わる家伝薬「石田散薬」の作成体験講座が行われます。これは、歴史に名を刻む土方歳三の生家にちなんだ貴重な機会です。講座を担当するのは、日野市の学芸員です。
開催意図
この講座は、土方歳三が製造や販売にかかわったとの伝説がある石田散薬を実際に作ることで、彼の存在をより身近に体感してもらうことを目的としています。また、近代医学が未発達であった江戸時代、植物を主成分とした多くの薬が農家によって製造されていたことを学び、江戸時代の医療に対する理解を深める貴重な体験となります。
薬作りのプロセス
当日は、まず学芸員が事前に採集し乾燥させたミゾソバ(牛角草)を使用します。講座の流れは以下のようになります:
1.
刻む: 乾燥されたミゾソバを刻む作業から始まります。
2.
炒る: 刻んだミゾソバを焙烙(ほうろく)の上で黒炒りします。
3.
粉にする: 昇った香りを楽しみつつ、炒ったミゾソバを薬研(やげん)を使って粉にします。
4.
包む: 薬となる粉を和紙で包み、伝統的な粉薬の袋に入れて完成です。
この一連のプロセスを通じて、参加者たちは単なる薬作りを超え、江戸時代の医療文化に没入することができるでしょう。
詳細情報
- - 日時: 8月24日(土) 午前10時~午後3時
- - 会場: 中央公民館高幡台分室実習室(日野市程久保550)
- - 担当講師: 日野市学芸員
- - 対象: 小中学生(15名、ただし小学校2年生以下は保護者同伴)
- - 申し込み: 残念ながら、定員に達したため申し込みは締め切られています。
この体験講座を通じて、参加者は土方歳三や江戸時代の医学の魅力を実感し、自らの手で伝統の薬作りを楽しむことができます。興味がある方は、来年以降の講座にもぜひご注目ください!