大阪・なんばで新たなデジタル未来都市構想が始動！

大阪・なんばでデジタル未来都市化への第一歩

2025年5月27日から28日の2日間、大阪・なんばのEXPO2025大阪・関西万博EXPOホールにて、地域のデジタル革新を目指す「メタバース・XR・AIアワード」と「防災万博」が開催されました。このイベントは、株式会社Meta Osakaと株式会社Meta Heroesによる共催で、約15,000人の来場者を迎えました。

「デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA」とは？

特に注目を集めたのが「デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA」です。この構想は、南海電気鉄道などの企業と連携し、デジタルとリアルが融合する新たな都市のあり方を提示しています。Meta Osakaが提案するプロジェクト「XNAMBA」は、戎橋商店街や道頓堀商店街と協力して、さまざまなイベントや祭りを展開する計画です。

「XNAMBA」では、3000人を収容可能なコンサートやVR体験、さらには教育や観光に役立つデジタル技術を組み合わせて、人々が「歩くだけで未来を感じられる街」を目指します。このような取り組みによって、大阪・なんば地域の活性化と新たな観光地の創出を図っています。

イベント内容と成果

これらのイベントの中で、メタバースに関するセッションやクリエイティブアワードなどが行われ、特に難病ALSの患者が視線入力技術を用いたDJパフォーマンスは多くの話題を呼びました。このパフォーマンスは、次世代技術と多様性の融合を象徴するものであり、VRアーティストによる3Dアートも会場を彩りました。

さらに、メタバース業界のリーダーによるコンファレンスも設けられ、メタバースと社会実装についてのディスカッションが行われました。これにより、技術者やクリエイターが集まり、多様な意見交換がなされました。

今後の取り組み

万博後も、定期的にさまざまなイベントが予定されています。6月には、「道頓堀eスポーツ運動会」を始めとする地域活性化イベントの開催が計画されており、eスポーツを通じて地域の新しい魅力を引き出そうとしています。9月には「Metaverse Japan Summit in大阪」や「XR Kaigi hub大阪」もあり、これらのイベントは国内外のクリエイターや技術者が集まるプラットフォームとなるでしょう。

メタバースがもたらす未来

イベントを通じて、Meta Osakaの代表毛利英昭氏は、メタバース技術の普及がもたらす可能性を強調しました。「万博はゴールではなく、持続的なプロジェクトのスタートです。5年後、10年後に振り返った時、これが未来の街づくりの基盤となることを期待しています」とのコメントもありました。デジタルエンターテインメントの中心地として進化するなんばから、目が離せません。