再生可能エネルギー業界に革新をもたらす『Project “GREEN SHIFT”』
東京証券取引所で上場するグリーンエナジー&カンパニーが、東京大学の松尾研究室の流れを汲むAIスタートアップ2WINSと手を組み、AIを活用した業務改革プロジェクト『Project “GREEN SHIFT”』を発表しました。このプロジェクトは、再生可能エネルギー、建設、不動産業界における業務の「自律化」と「超効率化」を進め、持続可能な成長を実現することを目指しています。
パートナーシップの背景
再生可能エネルギー分野は、地球温暖化対策の重要な一環として広く注目されていますが、現状では業務の多くが個々の経験や判断に依存しています。これまでの課題は、経験則に頼ることで組織としての成長が阻まれ、業務の再現性に限界があったことです。
グリーンエナジー&カンパニーはこの構造的な課題に早くから気づき、人に依存せずに自ら判断できるAIの導入こそが産業の成長に繋がると確信しました。この理念に共鳴したのが、AIの専門集団である2WINSです。両社は共に、革新的なアプローチを開発・実装し、業界全体の変革に挑むことを決定しました。
全面的なデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進
グリーンエナジー&カンパニーでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を経営課題の最優先に据えています。2WINSとの協力により、業務の本質を支えるデータ基盤の最適化からAIエージェントの導入までを一貫して推進します。これにより、業務プロセスが根本から再設計され、効率化が図られます。
4つのフェーズで進める『Project “GREEN SHIFT”』
本プロジェクトは、次の四つのフェーズから構成されます。
第1フェーズ:全社員向けのAIリテラシー教育
全社員を対象にAIリテラシーを教育し、AIを使いこなす文化を醸成することからスタートします。
第2フェーズ:データ基盤の整備
社内に散在するデータを統合・整備し、高精度なデータ活用環境を確立します。それにより、部門横断的な業務効率化を実現します。
第3フェーズ:業務の自律化と超効率化
整備したデータ基盤をもとに、AIエージェントを導入します。これにより人の介在を極力減らし、業務プロセスを抜本的に改革します。
第4フェーズ:AGIプロダクトの展開
社内改革で得たノウハウを基に、建設・不動産・再生可能エネルギー向けのAIプロダクトを展開します。将来的には、AIがリスク管理や予測分析を自律的に行う未来を目指します。
変革の行動による業界の未来を築く
本プロジェクトは、グリーンエナジー&カンパニーの持続可能な成長の中核を成します。得られた知見やAIモデルは、業界全体の効率化や価値創造に貢献することを目指しています。グリーン産業における予測分析やリスク管理の高度化を進め、今まで人手に依存していた複雑な業務をAIが担うことで、新たな産業の基盤を築くことを目指しています。
コメントセクション
グリーンエナジー&カンパニーの社長、鈴江崇文氏は、「我々の働き方を根底から見直し、AIの力で業務改革を実現する決断をした。この挑戦が業界全体の未来を明るく照らすと信じている」と強調しました。
また、2WINSのCEO小川椋徹氏は、「AIと再生可能エネルギーの融合によってイノベーションを起こし、社会全体の進化を加速させる」と意気込みを述べています。両社の連携によって、持続可能なエネルギー社会の実現へ向けた新たな道が切り拓かれることでしょう。