アイエスエフネットのD&I調査結果
株式会社アイエスエフネット(本社:東京都港区)は、6月のプライド月間を契機に、ITインフラエンジニアを含む全社員を対象にしたダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関する調査を行い、その結果を公表しました。調査は1,119名の社員からの回答を基に実施され、今後の職場環境改善に向けた貴重なデータとして位置付けられています。
1. 調査の目的
アイエスエフネットでは、誰もが安心して働ける職場環境を作ることを重要視しています。この調査の目的は、社内の包括性、公平性、帰属意識、心理的安全性といった要素を数値化し、現在の状況を理解することです。これにより、より多くの人が「働く喜び」を実感しやすい職場作りに昨今のニーズに応えていくことを目指しています。
2. 調査結果の概要
多様性の尊重
調査結果では、同僚や経営層によるダイバーシティの理解が深まっていることが確認されました。具体的には、以下のような数値が得られています。
- - 「周りのメンバーは多様性を理解し尊重している」:74.4%
- - 「経営層は多様性に理解を示している」:77.7%
- - 「会社は多様性にしっかり取り組んでいる」:84.7%
特に驚くべきことは、職場での差別や偏見を感じたことがないとする回答が91.0%を記録し、実際に差別の少ない環境であることが明らかになったことです。
ライフステージと健康への配慮
ライフステージや健康に関しても、社員から高い安心感が寄せられています。以下のような結果が挙げられます。
- - 「ライフプラン変更時に理解やサポートが得られると思う」:73.6%
- - 「上司や同僚が体調を気にかけてくれる」:75.6%
改善が必要なポイント
一方で、自己効力感やロールモデルの見える化といった分野では改善の余地があります。自己効力感においては、信頼感を感じるという回答が49.5%、会社に必要とされていると感じるのは50.6%にとどまりました。また、ロールモデルとしての存在感についても44.4%と、さらに工夫が必要とされています。
3. 今後の取り組み
アイエスエフネットでは、ダイバーイン雇用制度を導入し、2023年には「プラチナくるみんプラス」、2024年には「PRIDE指標」ゴールドを獲得するなど、高い評価を得ています。今後は調査結果を基に、社員がより安心して働ける環境を目指していく方針です。
4. 会社概要
アイエスエフネットは、クラウド、サーバー、ネットワークセキュリティを中心にサービスを提供するITインフラ企業です。約2,300名のエンジニアが活躍する中で、「人財育成会社」として社員の育成に力を注いでいます。国内15拠点に加え、中国、韓国、シンガポールにも進出しています。
公式ウェブサイト:
アイエスエフネットHP