新たな門出を祝う『祝・福島卒弁民報』
2025年1月21日、福島民報社が特別紙面『祝・福島卒弁民報』を発行します。この紙面は高等学校3年生たちの卒業を祝うために特別にデザインされたもので、毎年恒例のお弁当の日を迎える高校生のために用意されています。
特別な紙面の目的
この企画は、保護者から寄せられたメッセージを通じて高校生たちへ温かな思いを届けることを目的としています。卒業を迎える彼らは、福島の復興を共に体験してきた世代でもあり、家族との時間を大切にし、新たな一歩を踏み出す準備をしています。福島民報社は、地域社会と密着してきた新聞社として、この特別な瞬間をサポートしたいとも考えています。
メッセージ募集の経緯
12月からは保護者や関係者を中心にメッセージの投稿を募り、その内容を紙面に掲載しました。毎日のお弁当作りに込められた想いや、家族との思い出が綴られた言葉が並び、感動を呼び起こします。卒業生たちがそれを読みながら、福島で過ごした日々を思い返すことで、これからの人生の糧となることを願っています。
『福島卒弁民報』の使い方
この特別紙面は、朝刊の挟み込みとして掲載され、卒業生たちが最後のお弁当を包む際に使用されることを想定しています。これに参加するのは、78名以上の保護者や地域の方々で、彼らの愛情が詰まったメッセージが、紙面を一層温かくしています。福島民報社と博報堂が共同で実施するこの企画は、地域を盛り上げる取り組みの一環でもあります。
メッセージの一例
保護者たちの寄せたメッセージには、様々な思い出が詰まっています。「帰ってくるとすぐに『弁当出して』と口癖のようでした。喧嘩した時には『弁当作ってあげない』とも言ったけれど、結局は家の弁当が一番と言ってくれました」など、感慨深い言葉が綴られています。高齢者から幼少期までの成長を見守ってきた親たちの深い愛情が感じられるエピソードです。
デザインとコンセプト
特別紙面のデザインは、風呂敷をイメージしており、表面には様々なメッセージが散りばめられています。このデザインは、読者の期待感を高めると同時に、裏面にはメッセージがぎっしり詰まっています。紙面を食べながら読みたいと思うほどのエピソードが並び、読者に深い感動を与えます。
小さな想いを詰め込んで
毎年、卒業を控えた多くの学生が家庭で行われる最後のお弁当を囲む時間。そこには家族の愛情が溢れ、新たな出発を祝う場面が広がっています。この『福島卒弁民報』が、福島県に暮らす人々の温かな思いをつなぐ架け橋となることを願っています。
お問い合わせ
本件につきましては、福島民報社東京支社までお問い合わせください。電話番号:03-6226-1001、メールアドレス:sotsuben@fukushima-minpo.co.jpで受け付けています。詳細については、ウェブサイトでの確認も可能です。