新しい中世を考察する特別講義『武邑塾NEXT』が開講
編集工学研究所が主催する「武邑塾NEXT」は、メディア美学者・武邑光裕氏による全5回の特別講義です。この講義は、著名なイタリアの記号学者ウンベルト・エーコの提唱する「新しい中世」をテーマに、今のデジタル社会における様々な社会構造を分析します。
講義の背景
「武邑塾」は、2013年の開塾以来、トランスメディアや人工知能に関する最前線の議論を行ってきました。今年の特別配信企画を経て、一時期休止していましたが、「武邑塾NEXT」として新たに再始動します。約3万冊の蔵書で満たされたブックサロンスペース「本楼」を舞台に、武邑氏の深い思索と編集工学のメソッドを活用し、現代社会の複雑さを解明するための「問い」を深めます。
この講義は、参加者にとって情報の生成・流通・評価についての深い洞察を得る絶好の機会です。
講義の内容と目的
本講義では、AIやSNSがもたらす「認識の揺らぎ」や、社会的合意の崩壊、権威の断片化について取り扱い、これらの現象がどのように「新しい中世」と呼ばれる特徴と結びつくかを考えます。各回の講義で、現代の諸現象と中世との類似性を探りながら、一見無関係に思える事象を統一的に読み解くことを目指します。
現代と中世の対比
講義では、以下のような具体的なテーマが論じられます:
- - 神学とアルゴリズムの関係
- - 修道院と現代のデジタルプラットフォーム
- - スコラ的論争とSNS上の言説
- - 異端と誤情報の問題
これらを通じて、現代のデジタル環境がいかに人々の「認識」を変化させているかを、多層的に捉えることができます。
イベントの仕様
講義は全5回の構成で、各回にはディスカッションやオンラインでの課題、議論が含まれています。またゲストを交えた特別セッションも設けられており、身近な文化との交流も促進される予定です。第一講では、ゲストとの対談に日本舞踊家の花柳徳太郎を迎えたパフォーマンスが予定されているなど、思想と身体の交差が展開されます。
受講方法と条件
受講生は限定15名で、オンライン聴講も可能です。受講資格は特に設けられておらず、誰でも参加可能です。本講義は、単なる知識伝達に留まらず、実践的な思考の枠組みを提供します。
講義日程
- - 第一回:6/27 14:00-18:00(会場)
- - 第二回:7/24 20:00-22:00(オンライン)
- - 第三回:8/28 20:00-22:00(オンライン)
- - 第四回:9/25 20:00-22:00(オンライン)
- - 第五回:10/31 14:00-18:00(会場)
このように、全五回を通じて参加者は「新しい中世」の視座から現代の社会構造を深く考察していきます。*
さらに詳細な情報や参加申し込みは、編集工学研究所のウェブサイトから確認できます。