PoC Ground Tokyo 6年度採択事業決定!12のスタートアップが社会課題解決へ挑む
東京都は、イノベーションを生み出し、社会変革を促すスタートアップを支援する「スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)」を実施しています。
このたび、令和6年度の採択事業が決定し、12のスタートアップがコンセプト検証等の支援を受けることになりました。
採択された事業は、令和6年3月開始の第2期募集から10事業、令和5年8月の第1期募集におけるサポートプログラムを経て採択された2事業です。
採択された12のスタートアップとその取り組み
第2期募集
EF Polymer株式会社(代表:ナラヤン・ラル・ガルジャール)
完全生分解性を有するEFポリマーを活用したグリーンサービスにより、グリーンオフィスやタウンの拡大を目指します。
株式会社OUI(代表:清水映輔)
眼科医療へのアクセスが難しい地域と都市部の眼科医を繋ぐ、遠隔診断モデルの実証を行います。
Airera株式会社(代表:清水広大)
アパレル製品の生産手配と生産管理を自動化するシステムの実験を行い、適時適量の生産体制を目指します。
株式会社エンドファイト(代表:風岡俊希)
植物内生菌「DSE」を活用した都市緑化ソリューションにより、低コストで多様な植物の栽培を実現します。
株式会社Thermalytica(代表:小沼和夫)
断熱塗料を建物や工場設備に塗布することで、エネルギーの無駄を省き、サステナブルな地球環境を実現します。
株式会社JOYCLE(代表:小柳裕太郎)
分散型ごみ資源化によるデータ可視化を行い、ごみの運搬や燃焼を減らし、資源化を促進します。
株式会社ストリーモ(代表:森庸太朗)
大型商業施設や公共施設における移動サポートサービスを提供し、シニア世代の外出促進や施設内の回遊性を向上させます。
株式会社タベテク(代表:田苗眞代)
農作物の常温超長期保存に資するプラズマ殺菌技術を社会実装することで、サプライチェーン全体の効率化を目指します。
株式会社yuni(代表:内橋堅志)
物流と連携した綿・ポリエステルわた製品の回収と再生素材化により、地域における素材循環を実現します。
LOMBY株式会社(代表:内山智晴)
自動走行ロボットによる店舗からの配送サービスを検証し、超高齢社会における地域輸送手段としての可能性を探ります。
サポートプログラム
株式会社アルゴ(代表:宮崎泰彦)
駐車場の機械レス化を可能にするプラットフォームSaaS「ScanPa」で、デベロッパーの遊休地活用を促進します。
株式会社D'isum(代表:金田哲也)
大型車両のタイヤの打音検査時に、打音からタイヤの空気圧を検知するスマホアプリを開発します。
東京都は、採択されたスタートアップに対し、検証の機会や場所の提供、費用等の支援を行います。
採択されたスタートアップは、令和6年度末までにコンセプト検証を実施し、社会実装に向けた取り組みを進めていきます。
PoC Ground Tokyoは、スタートアップの成長を支援し、社会課題解決に貢献することを目指す東京都の取り組みです。
6年度の採択事業では、グリーンテクノロジー、医療、物流、都市開発など、多岐にわたる分野における革新的なアイデアが採択されました。
これらのスタートアップが、東京都の支援のもと、コンセプト検証を着実に進めることで、社会課題の解決に大きく貢献していくことが期待されます。
また、PoC Ground Tokyoは、スタートアップにとって貴重な検証の機会を提供するだけでなく、東京都のイノベーションエコシステムを活性化させる役割も担っています。
今後も、東京都はスタートアップの育成・支援を積極的に行い、世界に誇るイノベーション都市「東京」の実現を目指していきます。