スポGOMI甲子園2024・宮崎県大会の概要
2024年8月17日、宮崎市の二葉街区公園で『スポGOMI甲子園2024・宮崎県大会』が開催されました。このイベントは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われ、環境問題への意識を高めることを目的としています。高校生たちは3人1組のチームを作り、制限時間60分内に指定エリアのごみをどれだけ集められるかを競いました。
全体で80人が参加し、27チームが集結しました。参加者たちはまず、熱い気持ちを胸に、「絶対優勝します!」と声を揃え、スタートの合図とともに一斉にごみ拾いに取り組みました。日差しが照りつける中、彼らは大きなごみだけでなく、小さなたばこの吸い殻なども見逃さず、嬉々として作業を進めました。
実際に集められたごみの量
競技が終わった後、収集されたごみの総量は88.54kgに上りました。この結果は、普段の生活の中では見落としがちなごみの多さを示しており、参加者たちにとって大きな気づきの場となりました。一人の参加者は「将来、ごみの量が魚の数よりも多くなるという話を聞いて、重要性を実感しました」と語りました。彼らの活動を通じて、海洋ごみ問題がより身近なものとして捉えられるようになったのです。
優勝チーム「HAY!」の誕生
激戦の末、優勝を果たしたのは宮崎大宮高校と鵬翔高校からなる混合チーム「HAY!」でした。チームは合計9.67kgを拾い、1808ポイントを獲得しました。特に得点の高い1kgあたり200ポイントのビンや缶を多く集めたことが、大きな要因となったようです。準優勝の「重無課金高校生」チームも、4.45kgを集める健闘を見せました。
優勝した「HAY!」チームの代表は「宮崎代表に選ばれて光栄です。全国大会でも頑張り、優勝を目指します!」と意気込みを語りました。彼らは12月に東京で開催される全国大会への出場権を手にし、その活躍が期待されています。
参加者の声と今後への意欲
このスポGOMI甲子園は単なるごみ拾いイベントではなく、環境問題への理解を深める貴重な機会でした。参加者たちは、競争だけでなく、仲間たちとの協力を通じて、地域の美化や海洋ごみ問題への意識を高めることができたと感じています。環境問題は私たちの日常生活に直結しており、参加者たちは自らの行動を見つめ直すきっかけを得ました。
スポGOMI甲子園は、今後もこうしたイベントを通じて多くの人々に参加を促し、環境保護の重要性を広めていくことでしょう。これからの活動がどのような成果を生むのか、大いに注目したいと思います。