女子中高生が語る、父親への愛憎とその実態調査結果

最近、デコストリートを運営する株式会社メディアシークが行った「女子中高生の父親に対する意識調査」の結果が発表されました。この調査は、主に女子中高生を対象にし、彼女たちが父親に対して抱いている感情や考えを分析しています。実施日は2007年6月1日で、528人の有効回答を得ました。調査内容は、父の日や父の存在についての意識を探るものでした。

まず、「父の日が何日か知っていますか?」という質問への回答結果を見ると、約56%が「YES」と答え、44%が「NO」と回答しています。このことから、父の日が徐々に意識され始めているものの、まだまだ知らない人が多いことが浮き彫りになりました。

次に、「お父さんのことが好きか?」という質問では、42%が「YES」、15%が「NO」、残りの43%が「どちらとも言えない」と答えました。母親に対する意識と比べると、女子中高生のお父さんへの好感度はやや低いことがわかります。実際、5月に実施された「母親に対する意識調査」では、母親について「好き」と答えたのが75%、嫌いと答えたのが3%、その他22%だったため、その差は歴然です。

この調査では、好感度を示す「好き」や「嫌い」の回答に加え、それぞれの理由も収集されました。お父さんが嫌われる理由は、「タバコを吸うから」や「センスが悪いから」といった意見が多く寄せられました。中には「存在がウザい」「ろくに稼いでこない上に白髪だらけ」といった過激な表現も見受けられ、父親に対する厳しい視線が浮き彫りになりました。逆に、「世界一のお父さん」として好まれる理由には「優しくて面白い」との声が目立ち、特に「携帯代を払ってくれるから」など金銭的な面を重視する意見もありました。

また、結婚相手としての父親のような人を選びたいかという問いには、13%が「YES」と回答したのに対し、51%は「NO」と答え、35%が「どちらとも言えない」としています。この結果は、父親に対して抱く感情が複雑であり、友好的な関係を持っていない場合もあることを示唆しています。回答者からは「顔が嫌だ」「健康面が心配」といった厳しいコメントも見られ、子供たちが父親に望むものが明確であることがわかります。

さらに、「お父さんに悩みを相談できるか?」という問いでは、21%が「YES」、79%が「NO」と回答しました。この結果は、母親に対する調査では54%が相談できると答えたのと比べると、父親への相談が難しいと感じている女子中高生が多いことが示されています。彼女たちの悩みとしては、主に「勉強」や「将来」のことが多く、父親のサポートがあまり期待されていないことが再確認されます。

今回の調査結果からは、女子中高生が父親に対して抱く愛情や憎しみ、期待と失望の複雑な感情が浮かび上がってきました。デコストリートのような新しいコミュニケーションツールが、世代間の意識理解を深めるきっかけとなることが期待されます。今後もこのような調査を通じて、親と子の関係性をより深く理解していくことが重要です。

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株式会社メディアシーク
住所
東京都港区麻布台2-3-5NOAビル 11F
電話番号
03-3224-3113

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