新たなハラスメント教育の形「トセリ」の登場とその特長
最近、ハラスメント防止において企業の取り組みが顕著になってきましたが、実際の効果が薄いとの声も少なくありません。そこで登場したのが、株式会社インバスケット研究所による「ハラスメント防止インバスケット問題集トセリ」です。この新しい教育ツールは、無意識にとっているハラスメント行動に気付かせることを目的とした実践型の教材です。
日本初のハラスメント防止ツール
インバスケット研究所は、リーダー層のマネジメント能力を測るために開発した「インバスケット」を専門に研究しています。年間4万冊以上の教材を提供し、これまでに5万人以上の社会人に利用されています。この度、新たに提供が始まった「ハラスメント防止インバスケット問題集トセリ」は、受講者が職場での行動を見直すきっかけとして作られています。
教育の現状と課題
企業でのハラスメント教育はその重要性が増している一方で、効果的な施策が少ないという課題があります。例えば、研修を実施したものの、他人事のように感じている受講者や、法令や過去の事例ばかりにとらわれて実践に繋がらないケースが多く見られます。こうした問題を解決するためには、インプット型ではなく、アウトプット型の教育が求められています。
実際の職場に即したシミュレーション
「ハラスメント防止インバスケット問題集トセリ」では、制限時間45分の間に架空の企業の管理職として部下指導や顧客からのクレーム処理など10個の案件をこなす形式で進められます。この形式は実際の職場で起こることを想定しており、受講者が学んだ知識を実践する機会を提供します。また、無意識にハラスメント行動を行っていることに気付かせることが大きなポイントです。
専門家の監修を受けた解説書
問題集には、『「ハラスメント」の解剖図鑑』の著者で公認心理師の宮本剛志氏が監修した案件解説書が含まれています。この解説書には、ハラスメント行動に該当するかどうかを確認するチェックリストや解説があり、受講者は具体的な例を通じてより深く理解を深めることが可能です。
特徴的なポイント
「トセリ」にはいくつかの特徴があります。まず、無意識のハラスメント行動を発見するための特性を持っており、受講者は限られた時間内での回答によって自らの行動を振り返ることができます。さらに、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメント、カスタマーハラスメントに関する内容を扱い、多角的な視点から学べる構成となっています。また、部下指導のシミュレーションを通じて、ハラスメントにならない部下への指導法も学ぶことができます。
活用の幅広さ
この問題集は、研修の教材としてだけでなく、個人の学習用にも適しています。具体的な振り返り資料が充実しているため、受講者一人一人が教育に導入可能です。導入の価格は3,000円(税込3,300円)で、手頃なコストで取り入れやすい点も魅力です。
無料体験会の開催
「ハラスメント防止インバスケット問題集トセリ」の導入に興味がある方は、無料体験会にも参加してみると良いでしょう。東京、大阪、オンラインでの開催もあり、実際に体験することでこの教材がどのように役立つのかを感じることができるでしょう。日程や場所は随時お知らせされていますので、ぜひチェックしてみてください。
結論
ハラスメント防止教育は今後ますます重要なテーマとなるでしょう。インバスケット研究所が提供する「ハラスメント防止インバスケット問題集トセリ」は、実践を通じた学びを提供するだけでなく、受講者が無意識のうちに行っている行動に気付かせることで、組織全体の意識改革を促す可能性を秘めています。この新たなアプローチにより、より安全で健全な職場環境が実現されることを期待しています。