トノックスの新たな挑戦
2023-10-05 00:00:01
トノックスが超小型EV開発へ進出、JAPAN MOBILITY SHOW2023に出展
トノックスとMETAxの提携によるマイクロ・ユーテリティ・ビークルの挑戦
株式会社トノックスが、超小型EV技術研究組合(METAx)と共に新たな車両開発を進めています。この提携は、車体製造や特装車架装を得意とするトノックスの技術力を生かし、今後のモビリティの進化に寄与するものです。
開発の背景
超小型EV技術研究組合(METAx)は、経済産業大臣の認可を受け、株式会社エイチワン、株式会社山田製作所、株式会社都筑製作所、ブルースカイテクノロジー株式会社の4社によって設立されました。地域社会のニーズに応える形で、高齢化や人口減少などの社会的課題に適応する、便利で小型なEVを開発することを目的としています。
トノックスの常務取締役である殿内崇生氏は、初代シルビアを手掛けた実績あるメーカーであり、EV開発の専門チームと協力し、信頼性の高いマイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)を作り上げる意向を示しています。
JAPAN MOBILITY SHOW 2023での展開
2023年10月26日から開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023では、トノックスのブース(小間番号:E7101)にて新たなEV車両のプロトタイプが展示される予定です。来場者は、この新しいコンセプトであるMUVを直接見ることができ、EVの未来についての理解を深める機会となるでしょう。
地域における役割
トノックスは、神奈川県平塚市に本社を持ち、広大な工場を擁しています。この工場では、軽乗用車からバス・トラックなど多様な車種の生産が行われており、年間3,000台以上を手掛けている実績があります。したがって、MUVの量産体制を確立し、地域の物流や暮らしに密着した役割を果たすことが求められています。
未来へ向けたビジョン
超小型EV技術研究組合の理事長である平井敏郎氏は、生活を豊かにする超小型EVの提案を通じて、これからの社会に大切な存在を目指すと語っています。トノックスとMETAxの共同研究は、地域社会の新たな移動手段として、小型の荷物を効率的に配送できる車両の開発につながることが期待されています。
今後数年内に、量産体制を整えることを目標としており、2026年を見据えた計画が進行中です。トノックスの本格的なEV参入が、地域経済や市民生活にどのような影響を与えるのか、引き続き注目されることでしょう。
最後に
EVの未来に向けて、トノックスとMETAxの取り組みは着実に進行しています。このコラボレーションによって、新しい移動体験が提供されると同時に、環境に優しい技術が普及することが期待されます。持続可能な社会を築く一助として、トノックスは今後も革新的な開発を続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社トノックス
- 住所
- 神奈川県平塚市長瀞2-6
- 電話番号
-
0463-23-2525