HITSERIES CAPITALがicuco株式会社に投資
シンガポールと東京を拠点に持つHITSERIES CAPITALが、愛知県豊橋市のスタートアップであるicuco株式会社のPreシリーズAラウンドに投資したことが報じられました。この投資により、icucoは新たな資金調達を行い、さらに成長を目指す構えです。
icuco株式会社について
icucoは、保育および学童領域に特化したIoT SaaSの開発・販売を行う企業です。2018年に、大手自動車メーカーの駆動系部品エンジニアチームによって設立されたこのスタートアップは、設立以来、急速な成長を遂げてきました。2020年には、同社の主力製品である「icuco touch」をリリース。これにより、保育や学童における人手不足の解消に寄与し、たった4年間で1600以上の施設での導入を実現しました。現在、毎日1万人以上のユーザーに利用されており、そのニーズの高まりがうかがえます。
TANAAKKの役割
投資を行ったHITSERIES CAPITALは、TANAAKKという企業が運営しています。TANAAKKは、製造業の研究開発成果を活かしたGAAS(Growth-as-a-Service)を通じて、知的財産集約型のIoT SaaS事業を推進しています。このようなビジネスモデルにより、企業のハイパーグロースを実現し、特にアジア地域の新興企業に焦点をあてたアーリーステージの投資に注力しています。
新たな展望
今回の投資は、icucoのさらなる成長の土台となることでしょう。今後、icucoは新たな資金調達をもとに、さらなる機能拡張やサービス向上、ユーザー拡大に注力していく計画です。特に、保育や学童領域において必要とされるIoT技術の導入が進む中で、icucoの製品は需要が高まることが予想されます。さらに、HITSERIES CAPITALの支援により、グローバルな展開も視野に入ることでしょう。
この投資は、保育事業や学童の運営における効率化や質の向上につながることが期待されています。icucoは、その技術力をさらに磨き、教育現場のデジタルトランスフォーメーションを加速させる役割を果たすことでしょう。未来の教育の在り方を変える可能性を秘めたicucoに今後も注目が集まります。