ヤマタネとグリーンが資本提携!農業の未来を拓くイノベーション
株式会社ヤマタネは、100年以上にわたり「安全」「安心」「良食味」のお米を提供し、全国の産地と強固な関係を築いてきました。一方、グリーン株式会社は、IoT技術を活用した農業支援サービス「e-kakashi」を提供し、農業従事者の収益向上や技術継承に貢献しています。
両社は、この度資本提携することで、農業の課題解決と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させることを発表しました。
背景:農業を取り巻く深刻化する課題
日本の農業は、高齢化による離農や気候変動による不安定な生産環境など、深刻な課題に直面しています。持続可能な農業を実現するためには、効率的な栽培体制とデータに基づいた科学的農業への転換が不可欠です。
資本提携によるシナジー効果
ヤマタネは、全国の産地ネットワークと長年の経験を生かし、「e-kakashi」の普及活動を推進します。グリーンは、サービスの導入支援や技術的なサポートを提供することで、農業の効率化と収益安定化に貢献します。
「e-kakashi」は、収穫適期や病害虫のリスクを予測し、作業の効率化や品質向上をサポートします。また、栽培マニュアルの共有により、新たな作物への挑戦や複合経営の促進も期待できます。
目指す未来:持続可能な農業と環境負荷低減
ヤマタネとグリーンは、今回の提携を通じて、農業者の努力と想いを可視化し、消費者に伝える仕組み作りを目指します。
具体的には、以下の取り組みを進めていきます。
生産性向上と環境負荷低減:「e-kakashi」を活用し、農薬や肥料の使用量削減、省エネ化などを推進します。
新規就農者の育成:「e-kakashi」の導入により、新規就農者が効率的に農業を学ぶことを支援します。
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地域活性化:農業の活性化を通じて、地域経済の活性化と雇用創出に貢献します。
両社の代表コメント
株式会社ヤマタネ 代表取締役社長 河原田 岩夫氏
当社は100年前の創業以来、お米を通じて、産地とお客様とを繋げてまいりました。そして今、農業を取り巻く環境は、離農の増加や温暖化による気候変動リスクの増大など、かつてないほどに問題が深刻化しています。これらの問題解決には、グリーンの技術・知見・ネットワークが不可欠であると考えました。「物流と食の流通を通じ、より豊かな社会づくりにチャレンジしていく」という当社のビジョンを実現するため、グリーンと協業し持続的な農業と環境に優しい社会の実現に向けて、新たな取り組みを加速させてまいります。
グリーン株式会社 代表取締役CEO 戸上 崇氏
このパートナーシップは、農業界における新たな展開の可能性を切り拓くものであり、私たちのビジョンである「科学とイノベーションの力で自然とヒトをつなぎ笑顔を創造する」うえで重要な一歩です。ヤマタネのネットワークに私たちのテクノロジーが結集することで、より持続可能で効率的な農業が実現され、地域社会に貢献できることを確信しています。
今回の資本提携は、日本の農業の未来を拓く重要な一歩となるでしょう。両社の連携により、持続可能な農業と環境負荷低減が実現し、豊かな社会づくりに貢献していくことが期待されます。