Google AgentspaceとReckonerがもたらすデータ活用の新しい未来

株式会社電算システム（岐阜県岐阜市）と株式会社スリーシェイク（東京都新宿区）の協業により、革新的なクラウド型データ連携サービスがスタートしました。2025年の8月1日から提供を開始したこの連携サービスは、Google Cloudが提供するAIエージェント実行環境であるGoogle Agentspaceと、スリーシェイクが開発したデータ連携ツールReckonerの組み合わせによって実現しています。

背景と目的

densan（電算システム）は、これまでにもスリーシェイクのReckonerを利用して様々なデータ活用を支援してきました。今回の連携により、集約・統合されたデータをGoogle Agentspaceが活用できるようになったことが大きなポイントです。特に、SalesforceやSlackなどのデータに留まらず、国内の多様なSaaS（Software as a Service）ツールからのデータも、ノーコードでGoogle Agentspaceに取り込むことが可能になりました。

新しい機能の活用例

1. 営業戦略の最適化
企業が抱える課題として、国内SaaS（例：kintone、kaonavi）に散在する顧客データや人事データの連携の難しさがあります。Google Agentspaceを活用すれば、Reckonerを通じてこれらのデータをノーコードで統合し、AIによる高度な分析が可能になります。

2. 業務プロセスの自動化
多くの企業が、オンプレミス環境に蓄積した基幹システムデータをGoogle Agentspaceで活用し、業務プロセスの自動化を図りたいと考えています。しかし、従来のデータ移行や連携には手間がかかり、悩ましい課題となっていました。Reckonerを利用すれば、これらのデータも簡単に集約でき、業務効率を急速に向上させることが出来ます。

3. 変化するビジネスニーズへの対応
また、SaaSやデータが増えるごとに、専門知識を持った人材が必要とされ、対応までに時間がかかることも課題です。しかし、Reckonerはノーコードツールであり、これにより新たな対象SaaSやデータの追加がスムーズに行えます。これにより、システム担当者の負担が軽減され、変化するビジネスニーズに迅速に対応できます。

さらなるサポート

densanは、Google Agentspaceの導入と活用支援にも力を入れており、Reckonerとの連携を通じて、より多様なデータソースとの接続を容易にし、国内でのGoogle Agentspaceの活用を加速させる狙いがあります。また、今後は以下の支援パッケージを用意しています。

- クイックスタート支援パッケージ

スモールスタート希望のお客様向けで、基本的な技術サポートも受けられます。

- 活用促進支援パッケージ

既存システムとの連携を希望するお客様向けで、業務に合わせたエージェント構築をサポートします。

Google AgentspaceとReckonerの連携は、より高いデータ活用と業務プロセスの自動化を実現し、企業の成長を促進します。今後も電算システムは、多様なデータソースからのデータ連携の課題解決とAI活用の推進に注力していく所存です。