工学院大学、支援事業選定
2025-12-03 11:37:31

工学院大学が東京都のスタートアップ支援事業に選定される

工学院大学が東京都のスタートアップ支援事業に採択



工学院大学(学長:今村 保忠、東京都新宿区・八王子市)による新しい提案が、2025年11月27日付で東京都の「事業ステップアップ支援」に見事に選ばれました。このプログラムは東京都のスタートアップ支援の一環として、将来的なビジョン「未来を切り拓く 10x10x10 のイノベーションビジョン」に基づいています。

東京都はこのビジョンを掲げ、グローバルで活躍できるスタートアップの創出を促進し、またスタートアップの裾野を広げることを目的としています。この取り組みの中心に位置する「大学発スタートアップ創出支援事業」は、東京に集まる知の拠点である大学の強みを活かし、豊富な研究やアイデアの事業化を東京都が支援するものです。

支援方法の多様性と選択肢



東京都の支援は、基本的に2種類の方法から構成されており、各大学は「事業ステップアップ支援」と「学内体制構築支援」のいずれかを選択して申請することができます。令和7年度(2025年度)の協定大学として選ばれたのは合計9校です。

工学院大学の目指す取り組みとは



工学院大学は、工学を基盤としたディープテック型のスタートアップを持続的に創出し、社会課題を解決しながら経済的な価値を生み出すことを目的としています。同大学は1887年の創立以来、エンジニアを産業界に輩出してきた歴史がありますが、研究成果を社会に実装するための研究者による起業支援の体制が整っていませんでした。

今回の事業採択を契機に、工学院大学は起業シーズの事業化の検証を行い、起業プロセスの標準化を進め、持続可能な創出のサイクルを確立していく計画です。また、2010年から東京医科大学・東京薬科大学との連携のもとで医薬工連携を進め、スタートアップ創出サイクルを共有することで、東京都全体における大学発スタートアップ創出の基盤を強化することを見据えています。

このプロジェクトの実施期間は、協定締結日から2027年3月31日までです。大学と東京都が連携し、次世代のスタートアップを育てる新たな環境が整うことで、多くのイノベーションが期待されます。

参考


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