世界大会「BRANDSTORM 2025」に挑む日本代表チーム
世界最大の化粧品会社ロレアルグループが主催する、「BRANDSTORM 2025」が6月12日と13日にパリで開催されました。このビジネスコンテストは、学生たちが独自のアイデアを競い合い、世界中から選ばれたチームが集うイベントです。今年のテーマは「MEN. BEAUTY & CARE. GAME ON!」で、男性の美容ケアに関する革新的なアイデアが求められます。
準決勝進出を果たした「AlromaSync」
その中で、日本を代表するチーム「AlromaSync」が見事準決勝に進出しました。チームは、高校時代に出会った3人組で構成されており、秋田大学、青山学院大学、明治大学にそれぞれ在籍中です。彼らはフルリモート体制を整え、国内予選での優勝を果たすなど非常に強い結束力を示しました。
革新的なアイデアを提案
「AlromaSync」の提案は、中年男性が抱える体臭や加齢臭に特化したものでした。チームは、スマートパッチを用いて汗の分析を行い、その情報を基に専用アプリで最適な対策を提案するという革新を目指しました。目標は、「自信に満ちた毎日へ!」というコンセプトに供えられています。この発表は、他の強豪チームと競り合う中で、堂々としたプレゼンテーションで評価されました。
決勝戦の熱気
13日には、ヨーロッパ最大のスタートアップイベント「ビバ・テクノロジー」で開催される決勝戦に進出しました。決勝では、世界から厳選された6つのチームが集結し、3ヶ月のプロジェクト契約とロレアル本社でのマネジメント研修生としての正規雇用契約獲得を目指して戦いました。優勝は、南米チリのチームがその革新的なアイデアと素晴らしいプレゼンテーションで掴み取る結果となりました。
「AlromaSync」の感想
「AlromaSync」のメンバーは、決勝に進出した他国のプレゼンテーションに大いに刺激を受けたと語ります。
>「それぞれのプレゼンは圧倒されるもので、技術やリソースが行き渡っているのを感じました。また、大会後のクルーズでの国際交流も素晴らしかったです。多くの友人を作り、パリの美しさに触れたことは一生の思い出です。この貴重な経験を活かし、今後も努力し続けたいと思います。」
ロレアルグループの目指す未来
ロレアルは115年以上にわたり、美容・化粧品業界でリーダーとして知られてきました。彼らのビジョンは、すべての人々に美しさを提供し、持続可能で包括的な社会の実現に向けて貢献することです。また、37の国際ブランドを通じ、美しさの多様性を鑑みた製品を世界中に届けています。2024年の売上高は434億8千万ユーロに上ると予測され、ますますの成長が期待されています。
このように、学生たちが切磋琢磨しながらビジネスの世界で活躍する姿は、未来のビジネスシーンに大きな希望を与えることでしょう。「AlromaSync」のようなチームの挑戦が、これからの時代にどのような影響を及ぼすのか、注目が集まります。