三谷産業グループ、国際複合材料展に出展
三谷産業(石川県金沢市)は、そのグループ会社であるアウロステクノロジーズとミライ化成が、2026年3月にフランス・パリで開催される「JEC World 2026」に参加することを発表しました。この展示会は、毎年、世界中から先進的な複合材料が集まり、多方面にわたる技術の紹介が行われる重要なイベントです。
JEC World 2026とは
JEC Worldは、複合材料の祭典として知られ、建設、海洋、航空宇宙、自動車など、さまざまな分野での最新技術が紹介されます。本展示会には、世界中の優れた企業やスタートアップが参加し、専門家や研究者が一堂に会する機会となります。これにより、業界全体の知識とネットワークの拡充が期待されています。
出展内容と技術紹介
アウロステクノロジーズは、「APLASシート工法」を紹介します。この工法は、プラズマ表面改質技術を駆使して作成されたCFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック)シートを使用し、コンクリート構造物の補強を効率よく行うものです。特に、樹脂を事前に含浸したシートを用いることで、工程を簡素化しつつも、通常の炭素繊維工法と同等の強度を保ちながら、施工時間を約40%削減できることが確認されています。これは、工期の短縮とコストの削減に貢献します。
APLASシートは橋梁や建物、さらには自動車や航空機の補強にも応用できる優れた材料です。今回の展示会では、既存の200g/㎡品に加え、さらに高い補強が可能な300g/㎡品の試作サンプルも初めて公開されます。観客はAPLASシートの軽さや柔軟性を実際に触れて体感し、施工の様子や補強効果を示す動画も見ることができます。
一方、ミライ化成はリサイクル炭素繊維事業を展開し、炭素繊維をリサイクルする技術を紹介します。このプロジェクトは、炭素繊維と樹脂の製造工程で生じた廃材を再利用し、新たな製品へと再生することを目指しています。ミライ化成の技術は、一般的な製造方法に比べてエネルギー消費が少なく、二酸化炭素の排出を大幅に抑制することが可能です。この技術革新は、持続可能な未来に向けた重要な一歩となることでしょう。展示では、炭素繊維のリサイクル技術や、その加工方法について詳しい説明が行われる予定です。
海外展開を見据えて
三谷産業グループは、JEC World 2026を通じて、国際的な市場動向を把握し、他国の企業との協力関係を築く機会を狙っています。展示会での出展を契機に、グローバルな展開の加速を図り、新しいビジネスチャンスを openになることが期待されています。
加えて、三谷産業自体は98年の歴史を持つ商社であり、ベトナムにも拠点を持つことで国際的な視野を広げています。技術力の向上を図りつつ、さまざまな業種でのニーズに応える製品開発に挑戦し続ける姿勢が、今後のさらなる発展につながることでしょう。