クロスビットとスタディストが 「らくしふ」と「Teachme Biz」を活用した業務連携を発表
株式会社クロスビット(東京都千代田区、代表取締役:小久保孝咲)は、株式会社スタディスト(同じく東京都千代田区、代表取締役CEO:鈴木悟史)との戦略的な業務連携を発表しました。新たな販売パートナー契約を結んだことにより、クロスビットは、スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を4月14日から顧客に紹介、提案を行うことになります。この提携により、「シフト管理」と「人材教育」を組み合わせ、企業の業務効率を向上させようとしています。
提携背景:サービス業の深刻な人材不足
最近の雇用状況において、サービス業界は特に深刻な人材不足に悩まされています。厚生労働省の調査によると、「宿泊業・飲食サービス業」の離職率は26.8%と全産業の中で最も高く、また他のサービス業でも19.4%という数値が示されています。このような状況で、外国籍や年少者、主婦層など多様な人材が活躍する機会は増えてきています。しかし、これらの人材がスムーズに業務を習得し、適切なシフト管理の下で働ける環境を整えることが企業にとって重要な課題となっています。
提携による相乗効果
クロスビットのシフト管理サービス「らくしふ」と、スタディストの「Teachme Biz」は、組み合わせることで多様な人材の即戦力化を図ります。まず「らくしふ」によって、シフト調整がより効率的に行われ、労務管理がスムーズになります。特に、小売業界などではアルバイト比率の増加に伴い、シフト管理が流動的かつ複雑化しており、店長の負担が増しています。「らくしふ」の月間シフト自動作成機能は、このような煩雑な業務を効率化し、店舗運営の負担を軽減することが期待されています。
次に、「Teachme Biz」は業務マニュアルを作成し、共有するシステムであり、オペレーションを可視化・標準化する役割を果たします。これにより、スムーズな業務習得が可能となり、教育コストの削減も促進されます。
今後の展望
両社の提携により、サービス業界の労働環境改善や生産性向上に貢献することが期待されます。「らくしふ」と「Teachme Biz」の連携により、業務内容やフローの整理、標準化マニュアルによる迅速な技能習得、さらにスキルに応じた最適なシフト編成が実現され、店舗の収益力強化が図られることになるでしょう。
クロスビットの小久保氏は、「この提携により、より深い価値提供が可能になる」としており、スタディストの鈴木氏も「サービス業において全ての関係者が恩恵を受けられるソリューションを提供したい」とコメントしています。
結論
新たに結んだ業務連携により、クロスビットとスタディストはサービス業の未来を見据えたソリューションを提供し、人材不足の課題解決に取り組んでいきます。今後の展開から目が離せません。