西伊豆町の海業協定
2025-10-02 10:06:24

西伊豆町が推進する地域づくり協定で海業の未来を拓く

西伊豆町が目指す新しい海業のカタチ



2025年10月1日、西伊豆町(町長:星野淨晋)は、漁業、観光、教育などの分野からなる8つの業界団体と共に「西伊豆町海業地域づくり推進連携協定」を締結しました。この協定は、地域の漁港を観光と教育の拠点とし、西伊豆町の経済を活性化する狙いがあります。

協定の背景と目的



西伊豆町は早くから「海業」を掲げており、漁港を観光と産業の結節点とするための取り組みを進めてきました。2020年には仁科漁港に「はんばた市場」が設立され、さらに「ツッテ西伊豆」という地域通貨を用いた体験も開始されています。これを受け、2023年には田子漁港での「海釣りGO‼」の導入が実現し、今後は安良里漁港でも同様の仕組みが導入される予定です。

協定の中心には「西伊豆町海業地域づくり推進協議会」が設置され、行政や漁協、観光団体、教育機関が連携を深めながら、以下のような活動を進めていきます。

  • - 漁港の安全性および利便性の向上
  • - 釣りを主体にした観光体験の拡充
  • - 地域住民や観光客を巻き込んだ釣り文化やマナーの啓発
  • - 教育機関との連携による海業学習や人材育成
  • - 漁港周辺の観光地化による交流人口の増加

参加団体の声



協定締結にあたっては、各代表者がそれぞれの視点から期待を語りました。町長の星野淨晋氏は「豊かな海と美しい漁港に恵まれたこの町を、観光や教育と結びつけることで未来を切り拓く」と述べ、これまでの取り組みの成果を踏まえて更なる発展へと導く決意を示しました。

仁科漁業協同組合の山田雅志氏は、「漁業と観光が交わる新しい流れを生み出してきた」と話し、観光業者との連携に期待を寄せました。同様に田子漁業協同組合の岡部宗由氏は、「全国に先駆けて海釣りGO‼を導入した田子漁港の役割を次世代に引き継ぐことが必要」と強調しました。

地域活性化の未来



今後も協議会を中心に多様な事業を展開し、西伊豆を誇れる海業の先進地として発信していくとのことです。特に、地元の漁業者や観光業者、教育機関と連携して新しい取り組みを進め、地域住民や観光客が共に参加できる環境を整える計画が立てられています。

さらに、協定によって生まれた活動が地域経済の発展に寄与し、漁業と観光が相乗的に成長することが期待されています。教育機関である日本さかな専門学校の松山英一校長も参加し、生徒が地域とともに育っていく機会を得られることに期待を寄せています。

このように、各団体の協力を通じて西伊豆町の海業の未来が切り開かれようとしています。新たな観光資源の確立や地元経済の活性化に向け、多くの人々が地域の魅力を再発見することができる取り組みが今始まります。


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会社情報

会社名
西伊豆町役場
住所
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科401-1
電話番号
0558-52-1111

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