子どもたちの読書力を引き上げる新機能「ハナシテミー」の魅力
株式会社Yondemyが新たにリリースしたオンライン読書習い事サービス「ハナシテミー」は、子どもたちの読書体験を一新します。2025年1月31日から提供を開始したこのサービスは、AIキャラクターとの双方向の会話を通じて、感想文作成の力を育てることを目的としています。
開発の背景
Yondemyは「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」というミッションのもと、2020年4月に設立されました。特に、AIを利用した読書教育の普及に力を入れており、これまでに2,000冊以上の児童書を分析してきました。その結果、読書を楽しむ子どもたちが増える一方で、感想文を書くことへの苦手意識を持つ子どもたちが多くいるという課題も浮かび上がりました。特に保護者からは、子どもが実際に本を読んでいるのか疑問を感じる声が寄せられていたのです。
このニーズに応えるため、「ハナシテミー」という新機能の開発が始まりました。子どもたちとのチャット形式の会話データや直接の問いかけを元に、AIが感想文を書く手助けをする仕組みを整えました。2024年9月からのベータ版の提供を経て、満を持して正式版が登場しました。
新サービス「ハナシテミー」の概要
「ハナシテミー」は、AIキャラクターと対話をしながら、感想文を作成するための特別な機能です。優れた読書家たちが実践する「7つのワザ」をテーマに、子どもたちが自然に感想を書けるように導きます。
具体的には、以下の7つの技が含まれています:
- - 思い描く
- - 質問する
- - 認める
- - つなげる
- - 予想する
- - 見極める
- - 解釈する
これらのワザをAIキャラクターとの会話を通じて楽しみながら学ぶことができます。特に「おもいえがく」という技は、五感を使って情景を描く力を育むために設計されており、子どもたちの感想を引き出す助けをします。
感想文を書く際には、AIキャラクターが提案した内容を基に、子どもたち自身が自分の言葉で感想文をまとめることができます。また、感想文の作成後には、そのインスピレーションを受けた折り紙のイラストが手に入る仕組みも取り入れられ、楽しく学ぶ意欲を高める工夫がなされています。
今後の展望
「ハナシテミー」のベータ版提供開始から約1カ月が経過し、感想文の約2割がこの新機能を通じて提出されていることが分かりました。これは「おもいえがく」を使った想像力を刺激する内容が増えている表れとも言えます。ユーザーからは「感想を書くことへの抵抗感が少なくなった」や「感想記入が増えた」といった前向きな声が多く寄せられています。
このサービスを通じて、子どもたちが本を読むだけでなく、読書技法を学び、考えを深めながら「書く」楽しさを感じる機会を広めていくことが目指されています。読書は一生モノの習い事として、子どもたちの成長を支える重要な要素です。「ハナシテミー」を通じて、未来の読書家を育成する一環として、更なる発展が期待されます。
会社概要
- - 会社名:株式会社Yondemy
- - 代表者:代表取締役 笹沼颯太
- - 設立日:2020年4月13日
- - 所在地:東京都中央区八重洲1丁目5−20東京建物八重洲さくら通りビル1階
- - URL:Yondemyサービスサイト
このように、「ハナシテミー」は子どもたちの読書体験を豊かにし、彼らの成長をサポートする革新的なサービスです。これからの展開に期待が高まります。