キャンプ薪「くまはぎの薪™️」
2022-05-24 14:00:04

熊が引き起こす被害木を活かすエコなキャンプ薪「くまはぎの薪™️」がMakuakeに登場

エシカルキャンプの新しいカタチ



5月24日より「くまはぎの薪™️」が、Makuakeにて先行販売を開始します。この新しいキャンプ用薪は、エコでありながら、アウトドアを楽しむ人々にも喜ばれる一品。今回はこの薪の背後にあるプロジェクトの経緯や、その意義についてお伝えします。

くまはぎとは?



「くまはぎ」とは、熊が樹皮を剥がす行為のことを指します。この行為によって木は腐敗し、最終的には枯れてしまうことが多いです。本来であればこの被害木は廃材として扱われ、何も活用されないことが一般的です。しかし、株式会社桑木は、これらの木をキャンプ用薪として再利用し、売り上げの一部を里山の整備に充てる取り組みを行っています。

このプロジェクトを通じて、熊による被害の削減とともに、地域の森との関係を深めることを目指しています。具体的には、被害木をただ廃棄するのではなく、新たな価値を創出することで、持続可能な形で自然を守り、使うことができるのです。

くまはぎの被害状況



2022年の調査によると、石川県の加賀市、小松市、白山市、金沢市では、2016年から2020年の5年間で、約3,510本のくまはぎ被害が報告されています。この背景には、里山の荒廃があり、人と熊の生活圏が重なり合ってきた現状があります。特に、里山が管理されなくなると、熊が出現しやすくなり、被害が増えるという悪循環が続いています。

林業の現状とその影響



さらに、林業自体も厳しい状況に置かれています。1980年以降、スギ材の価格は3分の1にまで落ち込んでおり、この背景には外国産材の増加や木材埋蔵建築の減少が挙げられます。加えて、林業従事者の減少が続き、高齢化が進行中です。

これにより、森が放置される一方で、国土の約67%を占める mountainous は、土砂災害や生態系の破壊など、一般市民の生活にも影響を及ぼします。つまり、林業の衰退は、人々の日常生活に直結した問題なのです。

未来への取り組み



桑木では、現在のMakuakeでの薪の販売をきっかけに、森や林業の問題を多くの人に知ってもらい、気軽に森づくりに参加できるような活動を推進していく予定です。また、新しい林業の形を探るため、木を植え、育て、切るといった従来の枠を超えた事業展開を考えています。

商品詳細


  • - 商品名:くまはぎの薪™️
  • - 原材料:スギ
  • - 内容量:約3kg/箱
  • - URL:くまはぎの薪™️のページ
  • - 実施期間:2022年5月24日(火)から2022年7月15日(金)
  • - お届け予定:2022年8月から随時発送

この「くまはぎの薪™️」は、環境を考えたキャンプライフを支援します。エシカルな選択をすることで、私たちの森を次世代に残す手助けができます。ぜひ一度、あなたのキャンプに取り入れてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社桑木
住所
石川県白山市桑島イ1-12
電話番号
076-259-2228

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