サントリーホールディングスは、水源涵養力と生物多様性の向上を目的とした森林整備活動「サントリー 天然水の森」を拡大するため、栃木県および栃木市と協定を締結しました。
栃木県内では、日光霧降に続く2カ所目の協定締結となり、対象となるのは「サントリー 栃木 梓の森工場」の水源涵養エリアです。西方町真名子、柏倉町、都賀町木の3カ所、合計約72haの森林が対象となります。
これにより、「サントリー 天然水の森」は全国16都府県25カ所に拡大し、現在、1万2千haを超える規模の森林で活動を行っています。
「サントリー 天然水の森」は、活動開始20周年を迎え、すべての森林で植生や地質などの詳細な調査を行い、30~100年後を見据えた長期活動計画を策定しています。
水文学や鳥類の専門家など、40名を超える第一人者と連携し、針葉樹人工林の間伐や作業道の開設、獣害対策などを実施することで、豊かな土壌を育み、良質な地下水を涵養することを目指しています。
現在、国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水を涵養しており、生物多様性の減少傾向を食い止め回復を目指す「ネイチャー・ポジティブ」の取り組みに繋がる「ウォーター・ポジティブ」な活動です。
サントリーグループは、自然と水の恵みに生かされる企業として、創業以来、持続可能な社会の実現を目指しています。
グループ環境基本方針の最上位に「水のサステナビリティの実現」を掲げ、自然環境の保全・再生活動など、さまざまな取り組みをグローバルに推進しています。
今後も「水のサステナビリティ」を重要課題と認識し、自然環境の保全・再生につながる活動を推進していく予定です。