卓球ブランド「バタフライ」が始めた新プロジェクト
卓球用品ブランド「バタフライ」を展開する株式会社タマスは、株式会社博展と新渡戸文化学園との連携によって「Ping-pong Block Project」を開始しました。このプロジェクトは、ラケットの製造過程で発生する余剰素材を無駄にすることなく、新しい素材「Ping-pong Block」として再利用し、その可能性を広げることを目的としています。
環境問題への取り組み
新渡戸文化学園の中学生たちは、環境問題をテーマにした探究学習を通じて、身近な問題の解決策を模索しています。2024年9月にバタフライの研究開発施設「バタフライ・テック」を訪問した際に知った余材に新たな価値を見出し、「Ping-pong Block Project」をスタートさせました。このプロジェクトでは、余材をパズルのように組み合わせて様々な作品を生み出しています。これにより、中学生たちは創造性を発揮しながら、環境問題への意識を高めています。
コラボレーションによる学び
プロジェクトでは、タマスが余材を提供し、博展が体験デザインのレクチャーや学習サポートを行っています。この協力によって、子どもたちは実際のデザインプロセスを学びながら、持続可能な社会の実現に向けた新しい視点を得ています。
作品の発表
プロジェクトの成果物は、2025年に開催される「エシカルデザインウィーク東京 2025」に出展される予定です。このイベントでは、参加者がプロジェクトで生み出されたアイデアを体験し、その価値や可能性を共に共有し発展させる場となります。詳細は以下の通りです:
- - 開催日: 2025年10月22日(水)~24日(金) 10:00~18:00(初日のみ 13:00~)
- - 場所: 虎ノ門ヒルズ 森タワー(アトリウム・オーバル広場)、Glass Rock他
プロジェクトを通じて、新渡戸文化学園の生徒たちと共に余材の持つ新たな価値を発見し、遊びや学び、人々とのつながりを生む取り組みを進めていきます。
学校法人 新渡戸文化学園について
1927年に創立した新渡戸文化学園は、2027年に100周年を迎えます。初代校長は新渡戸稲造博士であり、女性が社会で活躍することを目指して設立された「女子経済専門学校」としての伝統を持っています。現在では、子ども園から短期大学まで幅広い教育を提供しており、共通の理念「Happiness Creator〜しあわせをつくる人〜」のもと、未来の学校を描くことを目指しています。
近年の受賞歴
新渡戸文化学園は、グッドデザイン賞をはじめとした多くの賞を受賞しています。特に、ウェルビーイングアワードやキッズデザイン賞など、さまざまな分野での評価を受けています。その莫大な受賞歴が、教育の質の高さを物語っています。
株式会社博展について
博展は、1970年に設立された企業で、企業や団体のマーケティング課題の解決を目的として多様な体験をデザインしています。「人と社会のコミュニケーション」において重要な役割を果たしており、数々のプロジェクトでエモーショナルなつながりを生み出しています。
株式会社タマスについて
1950年に創業した株式会社タマスは、卓球用具の製造を手掛ける企業で、卓球用品の提供だけでなく、世界各地で卓球を普及させる活動にも力を注いでいます。メイド・イン・ジャパンの品質を保ちつつ、198の国や地域に広がるその技術は、卓球界に寄与し続けています。