車載ソフト開発の革新
2024-09-20 14:48:53

イーソルとdSPACEが連携、車載ソフト開発を新たな次元へ進化させる

イーソルとdSPACEの協業



自動車業界におけるソフトウェア開発の効率化は、様々な技術革新により常に進化しています。この度、イーソル株式会社とdSPACE Japan株式会社が協業を開始し、AUTOSAR準拠の車載ソフトウェア開発を効率化するための連携ソリューションが提供されることになりました。両社は、それぞれの強みを活かし、よりスムーズな開発プロセスを実現することを目指しています。

イーソルが提供する「AUBIST」は、AUTOSAR準拠の基本ソフトウェア(BSW)として多くの量産実績があります。本ソフトウェアは、さまざまなOEM仕様に対応しており、業界内での信頼性が高いものです。一方で、dSPACEが提供する「VEOS」は、仮想シミュレーション環境を提供し、実際のECU(電子制御ユニット)を用いることなく、リアルな評価を可能にします。

新たな開発の流れ



両社の連携により、AUBISTとVEOSを組み合わせて使用することで、量産予定の車載ソフトウェアのテストを、実機ECUなしでも先行して行うことができるようになります。これは、従来の手法に比べて開発スピードを大幅に向上させるものであり、実機ECUを使用した統合検証の段階では、手戻りを未然に防ぐことが可能です。これにより、車載ソフトウェア開発全体の検証期間が短縮され、結果として市場投入までの時間を短縮することにつながります。

イベントのご案内



このAUBISTとVEOSの連携デモは、2024年9月25日から26日に行われる「dSPACE Japan User Conference 2024 Digital」および、翌日の9月27日に開催される「eSOL Technology Forum 2024」にて展示される予定です。関心のある方は、是非ご参加いただき、実際のデモをご覧ください。

これからの展開



また、両社の協業によって、システム設計から実車評価までを網羅したトータルソリューションの提供も実現が期待されています。これにより、顧客は開発のあらゆる場面で一貫したサポートを受けられるようになり、カーエレクトロニクスの進化に貢献することができます。

dSPACEは、コネクテッドカー、自動運転車両、電気自動車の開発において、必要不可欠なシミュレーションや妥当性確認のソリューションを提供する国際的な企業です。自動車産業のみならず、航空宇宙や産業オートメーションの分野でも、高い評価を得ており、様々なプロジェクトにおいて開発パートナーとして選ばれてきました。これからの自動車産業において、イーソルとdSPACEの協業がどのように進展していくのか、その動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
dSPACE Japan株式会社
住所
東京都品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー10F
電話番号
03-5798-5460

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