伝統工芸と現代の融合:西川登竹細工POP UPイベント
佐賀県武雄市西川登地区発祥の伝統工芸、「西川登竹細工」。その魅力を存分に体験できるPOP UPイベントが、佐賀市にあるセレクトショップSAGA MADOにて開催されます。2024年11月16日(土)から11月24日(日)までの9日間、職人が丹精込めて作った青竹のザルや籠など、様々な竹製品が展示・販売されます。
青竹の香りと職人技が織りなす世界
今回のPOP UPでは、9月に採取された新鮮な青竹を使用した製品が並びます。鍋敷きや米とぎざる、そばざるといった実用的なものから、インテリアとしても映えるランドリーボックスやサンドイッチボックスなど、バラエティ豊かな品揃えです。一つ一つ丁寧に作られた竹製品からは、職人の技と竹の温もりを感じられます。販売商品は変更になる可能性がありますので、最新情報はSAGA MADOにお問い合わせください。
職人技を間近で体感!ワークショップ開催
イベントの目玉は、11月23日(土・祝日)に開催される竹細工ワークショップです。西川登竹細工の職人の指導の下、「四海波かご」作りに挑戦できます。四海波かごとは、四方向から打ち寄せる波をイメージした、可愛らしい丸い形のかごです。小物入れやお菓子入れとして活用できます。
ワークショップは13時30分と15時からの2回開催で、各回6名、合計12名限定です。参加費は無料ですが、事前予約が必要です。SAGA MADO店頭または電話(0952-37-8928)にて受付(10:00~20:00)となっています。約60分から90分かけて、職人の丁寧な指導を受けながら、自分だけのオリジナル作品を完成させましょう。
西川登竹細工と栗山商店
明治初期、農業の副業として始まった西川登竹細工は、最盛期には500人以上の職人が活躍する一大産地でした。しかし、合成樹脂の普及により需要が減少。現在は栗山商店など数少ない事業者のみが残っています。
栗山商店は、竹の伐採から竹ひご作り、竹細工制作、販売までを一貫して行っています。伝統的な技法を守りながら、現代のライフスタイルに合わせた新しいデザインにも挑戦し続けています。夫婦二人三脚で生み出される製品の数々は、生活に寄り添う温かさと、職人の情熱が感じられます。
SAGA MADO:佐賀の豊かな魅力を発信
会場となるSAGA MADOは、佐賀県産品流通デザイン公社が運営するセレクトショップです。伊万里・有田焼、唐津焼などの伝統工芸品から、若手作家の作品、食品、雑貨まで、佐賀の多彩な魅力が詰まった商品が取り揃えられています。季節ごとに厳選された商品が並ぶSAGA MADOで、西川登竹細工の魅力をぜひ体感してみてください。
イベント概要
イベント名: 西川登竹細工POP UP「青竹ザル市」in SAGA MADO
開催期間: 2024年11月16日(土)~11月24日(日)10:00~20:00
開催場所: SAGA MADO特設エリア(佐賀市駅前中央1丁目4番17号コムボックス佐賀駅前1階)
ワークショップ: 四海波かご体験(11月23日 13:30~、15:00~、各回6名、無料、事前予約制)
この機会に、伝統の技と温もりを感じ、忘れかけていた日本の手仕事の素晴らしさを再発見してみませんか?