サイバーリーズンとトラストウェーブ統合で、世界最高水準のMDRサービス提供開始

サイバーリーズンとトラストウェーブ、戦略的統合でサイバーセキュリティを強化



世界的なサイバーセキュリティの脅威がますます高度化する中、サイバーリーズンとトラストウェーブが、ソフトバンクを主要投資家として迎え、戦略的な統合を発表しました。この統合により、マネージド検知と対応(MDR)、エンドポイント検知と対応(EDR)、オフェンシブセキュリティ、そして高度な脅威インテリジェンスサービスを統合した、世界最高水準のセキュリティソリューションが誕生します。

両社は、それぞれ独立した企業として運営を続けながらも、サービスや機能において戦略的な連携を図ることで、顧客への価値提供を最大化します。特に、高度化するサイバー攻撃への対策として、統合されたソリューションの提供が期待されます。

統合によるメリット



今回の統合は、単なる合併ではなく、両社の強みを活かした相乗効果を生み出す戦略です。具体的には、以下のメリットが挙げられます。

包括的なセキュリティソリューション: MDR、EDR、オフェンシブセキュリティ、DFIR(デジタルフォレンジクスとインシデント対応)、コンサルティングなど、幅広いサービスを提供することで、顧客は自社のセキュリティニーズに最適なソリューションを選択できます。
AIを活用した高度な脅威検知: 統合されたプラットフォームには、AI技術が活用され、既知・未知の脅威を迅速かつ正確に検知・対応します。これにより、攻撃の成功率を大幅に低減することが期待されます。
グローバルな展開: トラストウェーブが持つアメリカ、英国、オーストラリアなどでの実績と、サイバーリーズンが持つ日本や欧州での強みを組み合わせることで、グローバル市場への対応力を強化します。
Microsoft製品との連携強化: Microsoft Securityとの統合・最適化を支援することで、顧客はMicrosoftのセキュリティ製品を最大限に活用できます。
強化されたMDR機能: 中小企業から大企業、公共機関まで、あらゆる規模の組織に対し、最適なMDRソリューションを提供します。
補完的なオフェンシブセキュリティ: ペネトレーションテストやレッドチーミングといった、攻撃側の視点を取り入れたセキュリティ強化策も提供されます。
充実したコンサルティングサービス: 業界経験豊富な専門家が、多様なコンサルティングサービスを提供します。
高度な脅威インテリジェンス: トラストウェーブのSpiderLabsとサイバーリーズンの研究者たちが連携することで、最先端の脅威インテリジェンスを提供します。

企業のコメント



サイバーリーズンのエリック・ガンCEOは、進化するサイバーセキュリティ環境において、技術、サービス、AI、そして人材を統合した包括的なソリューションが求められていると述べています。この統合によって、顧客への価値提供をさらに強化できると期待しています。

一方、トラストウェーブのエリック・ハーモンCEOは、この統合によって、あらゆる市場セグメントにおいてよりダイナミックで包括的なセキュリティポートフォリオを提供できるとコメント。変化の激しい脅威環境において、企業は包括的なソリューションを提供できるパートナーを必要としており、そのニーズに応えることができると強調しています。

今後の展望



今回の統合は、2025年初頭に完了予定とのことです。統合後の両社は、顧客のサイバーセキュリティ対策をさらに強化し、高度化する脅威から組織を守り続けるために、革新的なソリューションを提供し続けるでしょう。

各社の概要



サイバーリーズン: 世界をリードするグローバルなサイバーセキュリティ企業。EDR、XDR、コンサルティングサービスを提供。
トラストウェーブ: サイバーリスク低減と組織強化を支援する世界的企業。MDR、MSS、サイバーアドバイザリーなどを提供。
* MC² Security Fund: トラストウェーブの現オーナー。The Chertoff Groupが後援するプライベートエクイティファンド。

この統合によって、サイバーセキュリティ業界に大きな変化がもたらされることは間違いありません。今後の動向に注目です。

会社情報

会社名
サイバーリーズン合同会社
住所
東京都中央区京橋1-17-10住友商事京橋ビル8階
電話番号

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