未来の住まいと建築の新たな可能性を探るイベント開催
2025年3月13日から23日まで、東京のハラカドで開催される「Tokyo Creative Salon 2025」には、国際建築教育拠点である
SEKISUI HOUSE - KUMA LABが出展します。この拠点は、積水ハウス株式会社の寄付により東京大学内に設立され、未来の住まいのあり方を探求するための研究と人材育成を行っています。
SEKISUI HOUSE - KUMA LABの設立背景
積水ハウスは、隈研吾教授を中心に、2020年に「SEKISUI HOUSE - KUMA LAB」を設立しました。この拠点では、デジタルファブリケーションセンターを通じて、最先端のデジタルテクノロジーを活用し、国際的に活躍できる建築家の育成を目指しています。今後の展示では、拠点設立からの5年間の足跡を振り返りながら、AI技術の活用や学生たちの創作作品が披露されます。
展示テーマ「過剰性のニワ」
今回の展示は「EXCESS - 過剰性の時代に建築はAIと何ができる?」というテーマで構成されており、過剰性の時代における建築の可能性を問います。このテーマに基づき、全国から集まった24名の学生が、最新の生成AIテクノロジーを用いて建築の新たなアイデンティティを模索しています。
学生たちのアプローチ
展示制作の過程では、学生たちは最初に生成AIを使用して無数の画像を創り出すことからスタートし、そこから自身のアイデンティティに基づいた新しい建築のビジョンを導き出しています。この取り組みは、従来の設計法とは異なるアプローチを通じた未来の設計の可能性を示すものとなっております。
J-WAVEとのコラボイベント
展示期間中には、J-WAVEとのコラボトークイベントも開催され、音楽家の蓮沼執太氏をゲストに迎えます。このトークセッションでは、AIとクリエイティビティの関係や建築の未来についてディスカッションが行われます。イベントは3月15日14:00から、東急プラザ原宿内のハラカド4階で開催予定で、当日先着順で整理券が配布されます。
Tokyo Creative Salonについて
「Tokyo Creative Salon」は毎年3月に開催されるクリエイティブの祭典で、ファッションやデザイン、持続可能性に関わる多彩なジャンルが集い、日本の創造力を世界に発信します。このイベントは、東京という都市が持つ価値を向上させることを目指しています。
SEKISUI HOUSE - KUMA LABの活動
国際建築教育拠点(SEKISUI HOUSE - KUMA LAB)では次の三つの活動を展開しています:
1.
国際デザインスタジオ:世界の第一線で活躍する建築家が指導し、国際的な人材を育成。
2.
デジタルファブリケーションセンター:デジタル技術を用いて、建築が人々の生活にどのように寄与できるかを研究。
3.
デジタルアーカイブセンター:建築資料をデジタル化し、国際的なアーカイブプラットフォームを構築。
今後も、積水ハウスは「わが家」を世界一幸せな場所にするために、このような新たな試みを支え続けていきます。