ジーネクスト、AIデータセンター視察の目的と進捗
株式会社ジーネクスト(本社:東京都千代田区、証券コード:4179)は、アルメニア共和国における次世代AIデータセンターの構築に取り組むEleveight AI社と戦略的な業務提携を深化させています。2025年初頭からのGPUクラウドサービスの本格提供に向け、先日現地視察を行い、様々な重要設備が整っていることを確認しました。
現地視察の内容と成果
ガガーリン村に建設中のAIデータセンターを訪れ、稼働準備のための電力・通信インフラや無停電電源装置、冷却設備などをチェックしました。最大20MWの供給能力を持ち、NVIDIAの最新GPUシステムを搭載した施設は、既に2026年初頭の商用提供に向けた基盤を整えています。
視察終了後、Eleveight AI社のCEO、Arman Aleksanian氏とのミーティングを行い、年明けからのGPUクラウド商用提供に向けた最終調整をはじめ、日本企業のAIインフラ提供モデルの整備やAIデータセンターの活用について話し合いを進めました。
アルメニアのAIハブとしての進化
近年、アルメニアはAIインフラ整備を国家戦略として推進し、国際的な注目を浴びています。最近の報道によると、NVIDIAチップの移転が米国当局によって承認され、AIデータセンターの大規模プロジェクトが進行中とのこと。このことは、アルメニアがAI開発の中心地として成長している証拠となります。Eleveight AI社は、この流れの中で民間企業として最も先行したプロジェクトを手がけており、その建設が進行中です。
Eleveight AI社とデータセンターの概要
Eleveight AI社は2025年設立の企業で、アルメニアの首都エレバンに本社を置きます。DIGI Data社の傘下にあり、高い信頼性と業界最先端のサービスを提供しています。ガガーリン村に建設中のデータセンターは約10,000平米の敷地を持ち、建物面積は約2,500平米で、太陽光発電による完全再生可能エネルギーを活用した運営がされています。ほぼ完成に近づいているこの施設は、2025年3月に竣工予定で、高性能NVIDIA DGX B300システムを搭載したコロケーションサービスを展開します。
未来に向けたジーネクストのビジョン
ジーネクストは、Eleveight AI社との連携を通じて、日本企業のAI導入やデータ活用をさらに推進していく方針です。AIソフトウェアに関する共同プロジェクトや技術連携の強化により、多くの企業が次世代のデジタル化の波に乗れるよう支援します。
アルメニアのAIハブ化は、今後ますます加速し、国際的な競争力の強化につながることが期待されます。温暖化問題に対処しつつ、新たな技術革新を軸に、ジーネクストが国際舞台でどのように貢献するのか、目が離せません。