法律事務所向け新AI統合プラットフォーム「AILEX」誕生
AILEX合同会社は、法律事務所向けに新たに発表したAI統合訴訟支援SaaS「AILEX」のベータ版を2026年2月8日に公開しました。このプラットフォームは、複数のAI機能を統合しており、法律業務の効率化を実現します。
AILEXの特徴
AILEXは、以下のような機能を1つのプラットフォームに集約し、弁護士業務をサポートします。
- - AI法律相談チャット
- - AI文書生成(27種類の法律文書テンプレート)
- - AIファクトチェック
- - AI事件管理
- - AI文書管理
- - AI利益相反チェック
- - AIスケジュール管理
- - 報酬記録
- - 請求書管理
これにより、法律事務所はこれまでの個別のツールではなく、統一されたシステムを通じて効率的に業務を進めることが可能になります。
背景と課題
日本には約18,470の法律事務所があり、その99.3%は弁護士20名未満の小規模事務所です。弁護士たちは、年間2,321時間と多くの時間を労働に費やしている一方で、所得は過去20年間で49%も減少しています。このような厳しい環境において、AILEXは法律事務所が直面する構造的な課題に対する解決策を提供します。
AIによる新たな質の基準
AILEXは、3つのAIを搭載しています。まず、Claude(Anthropic Claude)による対話型法律相談機能、次にGPT-4o(OpenAI)による文書生成、最後にPerplexity(Perplexity Sonar)によるファクトチェックを行います。この「AIが生成し、AIが検証する」という仕組みにより、法律文書の品質は大幅に向上します。
特に注目すべきは、ファクトチェックに関する機能です。この機能は、AIが生成した情報の正確性を検証し、参照URLとともに結果を提示します。これにより、AIが生成した虚偽の情報が裁判所に提出されるリスクを未然に防ぐことができます。
一元的な管理機能
AILEXは、法律事務所の業務を一元的に管理するための機能も充実しています。
- - 事件管理: 民事、刑事、行政、家事事件の一元管理を行い、事件情報をAIチャットや文書生成機能と自動連携します。
- - 利益相反チェック: 利害関係の確認をリアルタイムで行い、コンフリクトを防止します。
- - スケジュール管理: 裁判の期日や書面の提出期限も一元管理し、リマインダー機能を活用して業務をサポートします。
料金プランと今後の展望
AILEXには、無料プランと有料プラン(¥49,000/月)が用意されており、ユーザーは自身の業務に合わせて選択が可能です。特に、無料プランでも多くの機能が利用できます。
AILEXは、今後の開発においては、自動課金機能や各法律データベースとの連携を進めるとともに、依頼者向けポータル機能やタスク管理機能の追加を検討しています。そして最終的には、グローバルな展開やモバイルアプリの開発を目指しています。
最後に、AILEXは資料請求などの複雑な手続きなしで早速試すことができるため、法律事務所の業務改革において革新的な一歩を踏み出すことが期待されています。