自閉スペクトラム症に関する研究協力者を募集中
慶應義塾大学病院では、発達障害の一つである自閉スペクトラム症に関する研究のため、研究協力者を募集しています。この研究は、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害を有する方々の特性や症状がどのように脳に関連しているかを明らかにすることが目的です。
研究の意義
自閉スペクトラム症の症状は多様で、脳の仕組みとの関連が未解明な部分が多いです。本研究では、最新の技術を駆使して脳の仕組みと症状の関係を見つけることを目指しています。また、参加者には詳細な検査を行い、その結果についてのフィードバックを提供します。参加することで、精神医学の進展にも寄与できる貴重な機会となります。
募集対象
研究の対象となるのは、精神科医から自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害と診断された方です。症状には社会的なコミュニケーションや相互関係での障害、限定された興味や活動などが含まれ、これらが重要な機能に影響を与えている方々が対象です。
参加することで得られること
- - 高度な検査を無料で受けられる
- - 検査結果の概要を後日書面で受け取る
- - 研究に参加することで精神医学への貢献ができる
- - 参加者には10,000円の研究謝礼が支給される
研究の流れ
研究は慶應義塾大学病院およびその周辺で実施され、合計で3〜4日間の参加が必要です。以下の流れで行います。
1. 参加登録フォームから申し込み
2. 研究の詳細が説明される
3. 診察を受けて条件を満たしているか確認
4. 必要な検査(心理検査、MRI検査、脳波検査)を受ける
5. 後日、検査結果の概要をお送りする
各検査のスケジュールは調整可能ですが、参加者の負担を考慮した上で最適な方法を提案します。
参加申し込み方法
参加希望の方は、主治医と相談した上で、以下の方法で申し込んでください。
まとめ
自閉スペクトラム症はその症状が多岐にわたり、脳の仕組みが十分に理解されていない分野です。慶應義塾大学の研究チームは、この機会を通じて、自閉スペクトラム症の背後にある脳のメカニズムを明らかにすることを目指しています。興味のある方は、ぜひこの貴重な研究にご参加いただき、自身の経験を通じて社会に貢献していただければと思います。