ドローン合宿が新たに6校舎目を開校
株式会社メルタが運営するドローンスクール「ドローン合宿」が、奈良県、鳥取県、広島県に新校舎をオープンしました。これにより、現在6校舎体制となり、JUIDA認定校と国家資格対応のコースを提供することで、全国各地でのドローン操縦士育成を目指します。
ドローン合宿の特徴
このスクールは合宿形式で2日間の実地講習を行い、短期間で国家資格の取得を目指せることが一つの大きな魅力です。各地の空き施設を活用することで、地域最安値級の料金で受講が可能となっています。また、卒業生同士のコミュニティ運営にも力を入れており、地方での起業家を積極的に支援しています。
ドローン市場の拡大
専門機関の予測によれば、2028年度にはドローン市場が9,000億円規模に達する予定であり、それに伴い日本中で14万人以上のドローン操縦士が必要とされています。しかし、2024年時点での国家資格取得者は約1万人程度と、依然として操縦士が不足しているのが現状です。この新しい校舎の開校により、多くのドローン操縦士が誕生することを期待しています。
実績と合格率
設立から4年で、ドローン合宿は累計500名以上の卒業生を輩出しました。独特の合宿形式は、食事、宿泊、講習がすべてセットになっており、受講者は宿泊先や飲食店を調べる手間を省き、講習に専念できます。その結果、初回の国家資格試験の合格率は70%以上、再審査を含めると95%を超えています。
地域との連携
最初に開校された高知校は、「限界集落」の発祥地である大豊町に位置しており、廃校となった小学校を活用したドローンスクールを展開しています。地域の飲食店やホテルと提携し、低価格での受講を実現しています。合宿中には、地域名物のカツオのタタキなど、地元の食材を使った料理が提供され、楽しく資格取得に挑戦できる雰囲気を整えています。
新たなビジネスの創出
今後、ドローン市場での新規参入が容易になる中、ドローン合宿はシニア層がセカンドキャリアとしてドローンを学ぶ場ともなっています。初心者でも理解しやすいオンライン講座や合格率を高めるための試験対策講座も用意されており、多様なニーズに応えています。また、卒業後も活用できるよう、講師とのコミュニケーションや情報交換ができるSNSコミュニティも設立しています。
卒業生の活躍
卒業生の中には、個人事業として物流関係の業務を始めたり、カメラ業務に空撮を華やかに加える事例も見られます。さらに、農業にドローンを活用して新たなビジネスを立ち上げる卒業生も増えています。こうした実績を通じて、ドローン合宿は卒業生のビジネスの発展を後押ししています。
まとめ
株式会社メルタは、「やさしいものづくり」をテーマに、先端技術を一般の人々にもわかりやすく伝えることを目指しています。ドローン市場の持つ可能性に注目し、地域資源を有効活用しながら確かな教育を提供していくことで、多くの起業家を育成していくことでしょう。運営しているスクールの拡張を通じて、地方での新ビジネス創出を見守りたいと思います。