世界をつなぐ特別なおにぎりアクション2024
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)が主催する「おにぎりアクション2024」は、今年も素晴らしい成果を上げました。今年は10月3日から11月16日までの1ヶ月半にわたり、世界中からの参加があったその総数はなんと52カ国、投稿されたおにぎりの写真は合計29万2,836枚。これにより、アフリカやアジアの子どもたちに146万4,180食が届けられることとなります。
この数は約7,300人分、1年間の給食に相当します。そして、2015年からの累計提供数は約1,163万食に達しました。これだけの数の食事が必要とされる子どもたちへ届くことは、私たちの社会貢献の一端を担っているともいえるでしょう。
おにぎりアクションとは?
「おにぎりアクション」とは、「おにぎり」の写真をSNSに投稿することで、食料問題について考え、その解決に参画するというシンプルなプログラムです。参加できるのは誰でも、そしてその内容は自由で創造的。これにより、参加者の間では「他の人の投稿を見るだけでも楽しい」「自分もやってみたい」「この活動を人に伝えたい」といった新たなつながりが生まれています。このような活動を通じて、食料への理解や関心が広まり、多くの人々が参加するきっかけともなっています。
都内初のイベントでの試み
さらに、10周年を迎える今年は、特別なリアルイベントが東京都内で開催されました。このイベントには、企業やNPO、高校生、大学生が協力し、ボランティアとしても多くの人々が参加しました。どのような取り組みだったのか、イベントの様子を見てみましょう。
会場には、日産セレナの車両展示やセイコーエプソンのデザインパネル、オイシックス・ラ・大地の顔はめパネルが設置されました。来場者はセイコーエプソンのプリンターで印刷したおにぎりの写真とペーパークラフトを、無料で楽しむことができました。
また、投稿者には協賛企業から用意されたさまざまなプレゼントも用意され、投稿の活性化が図られました。子どもたちや家族連れが気軽に楽しむことができ、同時に社会貢献に参画できる場として成功しました。
多様な参加者による創意工夫
今年の参加者からは「おにぎりアクションを通して多様な人々の感性に触れることができた」「簡単にできることなので、参加への意欲がわいた」といった声が寄せられています。特設サイトでのアンケートでも約4割が今年初参加との結果が出ており、参加者の自由な発想が広がりを見せています。
世界中からの注目
本年は52カ国からの参加があり、その投稿は地域を問わず広がっています。アジアやヨーロッパ、アメリカ、大洋州、アフリカなど各地から寄せられたおにぎりの写真には「Let no one who hungers be forsaken」といったメッセージも添えられ、感動的です。これは、世界的な食文化としての日本のおにぎりが注目される大きな一歩と言えるでしょう。
学校や団体との連携
また、「おにぎりアクション」の影響をさらに広めるために、様々な学校や団体が「おにぎりフレンズ」としても呼びかけに応じてくれており、家庭科の授業やキャンパスイベントでこのアクションをテーマに取り入れています。その結果、オンラインでの情報交換や交流も活発に行われています。
協賛パートナーとの強力な連携
協賛企業による支援も活動の大きな力です。この企業たちは、個人や社会との距離が近く、特に信頼性の高い企業が参加しているため、さらに認知度が向上しています。日産セレナやセイコーエプソンなどの企業は、SNSやイベントでおにぎりアクションを積極的に盛り上げています。彼らのコラボレーションが、おにぎりを題材として協力し合う良き例となっています。
一緒に社会貢献を楽しみましょう
おにぎりアクションは、ただの食育活動ではなく、面白さや楽しみながらも社会問題に気づく機会を提供することができます。2024年もさらなる広がりを期待し、みんなで一緒に参加し、この取り組みを支えていきましょう。日本から世界へ、食料問題解決の一助となることを願っています。