スタディポケットが提案する新しい学びの形
スタディポケット株式会社は、教育現場に特化した生成AI「スタディポケット」を活用し、全国で開催される教育イベントを通じて新たな学びの可能性を提案しています。この取り組みでは、教育委員会や現場の教員を対象とし、生成AIの導入に関する相談の機会を提供することを目指しています。特に、2023年7月と8月には、東京、大阪、名古屋など全国14カ所で合計16日間のイベント出展を予定しています。
展示会の詳細
以下は、開催予定の主な日程及び会場です:
- - 7月22日:福島@ウィル福島アクティおろしまち(経済産業省主催)
- - 7月23日:岡山@ホテルグランヴィア岡山(経済産業省主催)
- - 7月30日:名古屋@吹上ホール(経済産業省主催)
- - 8月1日:京都@みやこめっせ(経済産業省主催)
- - 8月9日:名古屋@教育生成AIセミナー(スタディポケット主催)
- - 8月19日:東京@ベルサール半蔵門(経済産業省主催)
この全14会場では、教育機関における生成AI活用の具体的な方法や成功事例がシェアされる予定です。
スタディポケットのサービスとは
「スタディポケット」は、主に学習支援と校務支援の二つのサービスラインを展開し、教育のデジタル化を推進しています。この生成AIは生徒の問いへの答えを直接提供するのではなく、探究学習のアプローチを取り入れることで、生徒自身が能動的に考える力を育むことを目指しています。これにより、学びの深さが増すだけでなく、教員の負担を軽減することも期待されています。
例えば、読書感想文を書く際には具体的に印象に残るシーンについて質問し、生徒の思考を促します。英作文の練習では、問題を分解し、知識を確認するサポートを行います。こうした機能により、自立的な学びを展開する環境を提供しています。
安全で安心な利用環境
「スタディポケット」はマイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を基盤にしており、学習において入力されたデータはAIの機械学習には使われない仕組みが採用されています。また、生徒はニックネームで利用でき、個人情報の保護にも配慮されています。
加えて、コンテンツフィルタリング機能を持ち、有害な内容の検出を行い、教育現場での安心・安全を確保しています。これにより、安心して生成AIを活用できる環境を提供しています。
教員の校務支援の必要性
最近では、文部科学省が生成AIの校務活用を進めることが必要であると示しています。教員数の不足や働き方改革が急務であるため、全国2万校規模での生成AIの導入が必須となるでしょう。スタディポケットはその一端を担うことを目指しています。
今後の展望
スタディポケットは、教育現場での生成AI活用が進む中、さらなる発展を遂げることを期待しています。また、他の教育機関との連携や、実証導入のサポートを通じて、日本の教育のデジタル改革に貢献する所存です。さらに、学びの質を高めるための新たな機能やサポート体制の整備にも注力していくでしょう。
以上のように、スタディポケットの取り組みは、未来の教育を劇的に変える可能性を秘めています。今後のイベントや新機能の発表に注目です。