丸山製茶がアフリカの子供たちに希望を届ける
静岡県に本社を置く
丸山製茶株式会社が、ケニアの首都ナイロビに広がるアフリカ最大のスラム、
キベラスラムで行われているユースサッカーリーグ「
キベラA-GOALリーグ」を支援することが決まりました。このプロジェクトは、一般社団法人
A-GOALが主導し、約1600人の子供たちにサッカーを通じた新しい希望を提供しています。
キベラA-GOALリーグの目的と活動
このリーグは、子供たちがサッカーを通じて犯罪や健康問題から救われることを願って設立されました。キベラスラムは高い犯罪率や衛生環境の悪化、栄養不良といった深刻な課題に直面していますが、A-GOALはこれを乗り越えるために子供たちにサッカーを楽しむ場を提供しています。リーグでは、参加者に食事が提供されるほか、女子プレーヤーには生理用品やカウンセリングも行なっており、地域の女性たちのサポートも兼ねています。
教育と成長の場にも
近年、このリーグには多くの注目が集まっており、プロサッカークラブのアカデミーや強豪校からの視察も増えています。そこでの活躍が認められ、スカウトを受ける選手やナショナルチームに選ばれる選手も現れており、子供たちにとっては将来への架け橋となっています。そして今年12月には、選抜チームによるタンザニア遠征も控えており、さらなる成長が期待されます。
丸山製茶による支援
最近、丸山製茶もこのリーグの意義に賛同し、新たな支援を行うことが決まりました。企業理念として「お茶の販売を通じて社会に貢献する」を掲げている丸山製茶は、地域社会への貢献に力を入れています。これにより、キベラA-GOALリーグの活動がさらに拡大し、地域における子供たちの未来を明るくする取り組みが進められます。
丸山製茶の歴史と展望
設立は1933年と歴史ある丸山製茶。掛川深蒸し茶や抹茶、有機栽培茶を取り扱い、日本国内に限らず世界へと事業を展開しています。次世代へと伝統を受け継ぎ、地域とともに発展する姿勢は、今回の支援活動にも表れています。
一方、A-GOALは2020年に設立された団体で、コロナウイルスの影響で急増した失業者を支援するために活動しています。ケニアやナイジェリア、マラウイなどで地域のスポーツクラブを通じて食料配布を行い、地域の人々との強い絆を築いています。
未来に向けて
今回の丸山製茶の支援を受けて、キベラA-GOALリーグはさらなる発展を遂げることでしょう。サッカーを通じて、子供たちの栄養改善や成長を促進し、スラム地域の未来に明るい光を与えることでしょう。再び希望を見出すためのサポートを通じて、地域の子供たちとともに歩んでいくことが期待されています。