日本医科大学の看護学科と大学院看護学研究科が新設へ
日本医科大学(東京都文京区、学長:弦間 昭彦)は、2026年4月、神奈川県川崎市に新しい医療健康科学部 看護学科と、大学院看護学研究科 看護学専攻修士課程を開設することが認可されました。これにより、川崎市では初となる私立大学の看護系学科の設置が実現します。
看護学科の重要性
看護師や保健師としての専門的なスキルを持った医療人の育成を目指して、新設される看護学科は120名の入学定員をもち、国家資格である看護師及び保健師受験資格を取得するための教育を行います。特に、保健師資格については選抜制を採用し、新たな人材育成の可能性を創出します。これまでの教育理念に基づいた「真の医療人」の育成が期待されており、医療現場における看護の重要性が再認識される中、高度なスキルをもった次世代の看護師の育成が図られます。
大学院看護学研究科の設置
同日に開設される大学院看護学研究科では、「看護学研究コース」と「高度実践助産学コース」を設け、専門性を高めつつ、看護教育や研究分野においても貢献できる人材を育成することが重視されます。入学定員は12名で、特に高度実践助産学コースは6名に限定され、その分野での専門家としての育成が期待されます。
このようなさらなる教育の充実により、看護業界全体の発展にも寄与できることが目指されています。
オープンキャンパス情報
さらに、2025年9月14日には、川崎市コンベンションホールにてオープンキャンパスが予定されており、これが設置認可後初となるイベントです。参加を希望する方は、WEBからの事前予約が必要で、興味を持つ多くの人々にこの新しい学部の魅力を直接体験してもらえるチャンスとなります。
新しい学部の設置に向けて
新しい医療健康科学部 看護学科の設置には、多くの期待と希望が寄せられています。1876年に創立した日本医科大学は、これまで医療の発展と社会貢献を使命としてきた歴史を持ち、今後もその理念をもって高品質な看護教育を提供することに全力を尽くす所存です。これにより、看護師や保健師はもちろん、教育者や研究者としても活躍できる人材が育成され、健康な未来の構築へとつながります。このように、川崎市に新たに創設される看護学部と大学院は、地域社会に貢献し、次世代の医療を支えていく大きな力となるでしょう。今後の展開に乞うご期待です。
まとめ
2026年に川崎市で新たに誕生する日本医科大学の看護学科と大学院看護学研究科は、地域における医療・看護の質を高めるための重要な役割を担うことでしょう。多様化する医療ニーズに応じた教育を通じて、高度な技術と深い思いやりを持った医療人を育成するその姿勢は、今後も多くの人々に影響を与えることでしょう。